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<お米を主食に!プロジェクト> 活動内容からビジョンまでをご紹介します

みなさま、はじめまして!2019年からスタートした「お米を主食に!プロジェクト」の公式ノートを作成しました。今後はこのnoteでも情報発信していきたいと思います。よろしくお願いします。

お米を主食に!プロジェクトとは?

株式会社PALが主導する、2019年にスタートしたプロジェクトです。食の安全性低下、若者の農業離れ、世界的な食糧危機、食物アレルギーの増加など、近年「食」にまつわるさまざまな社会課題が増加し、解決が急務となっています。本プロジェクトではそれらを解決するべく、企業と農家が連携し、新しい農業の形を創造します

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〈プロジェクト内容〉 農商工連携で、新しい農業の形を

ここからは本プロジェクトの活動内容をご紹介します。分かりやすく、フローごとにご説明します。

1.企業から農家へ、生産を依頼

プロジェクトに賛同する企業は、農家へお米の生産を依頼します。生産をしてもらうための料金は農家へ毎月定額でお支払いし、また(可能な場合は)企業から農家へ農機具を貸し出し、農家の負担を軽減できるよう努めます。

2.農家は米の生産に専念

依頼を受けた農家は土地・智慧・労力を結集させ、お米の生産にあたります。収入が安定し、かつ納入先の確保ができているため、栽培に専念することができます。食の安全性を向上させるため、可能な限り減農薬や減肥料に努めます。

3.企業は収穫したお米を社員やその家族へ

農家はその年に収穫したお米を、収量に関わらず企業へ納入します。企業はそのお米を社員やご家族に送付する、社員食堂で提供する、取引先にお歳暮として送る、緊急時の備蓄米として保管するなど、さまざまな方法で利用できます。

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(↑ プロジェクト全体像)

このように、企業と農家が直接連携することにより、農家の収入は安定し、また企業は安心安全な食を社員や関係者に提供することができます。


〈ビジョン〉 なぜ、民間企業が農業プロジェクトを興したのか

ここからはプロジェクトのビジョンをご紹介します。私たちは民間企業として日々事業を運営し、社会に価値を提供すべく邁進していますが、日本の伝統や未来、人々の健康を考えた時に、事業活動を越えて、本プロジェクトを興すという決断をしました。その想いをご紹介します。

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 1. 農業を、本来あるべき姿へ

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米は、古来から日本人の食事に欠かせない大切な存在です。それは“米”という字が「八十八の神様が宿っている」「米を作るには八十八の工程がある」など、八十八という縁起の良い文字の組み合わせで構成されたことにも象徴されています。

しかし現代は、小麦の普及により米離れが進み、かつ、丁寧に手間暇かけて米づくりを行う生産者が軽視されています。利益至上主義である現在の流通の仕組みでは、米は安い価格で買い叩かれ、農家の立場が弱くならざるをえません。この仕組みが原因で経済的に安定せず廃業する農家が後を絶ちません。若者の農業離れも進んでいます。

農業という営みは、誰もが簡単に実行できるわけではなく、時間や手間をかけ、先人から受け継いだ土地を守り、智恵を持って取り組んではじめて可能となるものです。このプロジェクトは、日本の国土を守り継承している農家を尊重し、価格重視の流通の仕組みを排除し、食べる方との直接の関係を取り戻すため、企業ができることを追求します。

また、賛同する企業を増やし、より多くの農家さんにご協力いただくことで、作付面積を拡大させ、農業の発展に貢献します。


 2. 日本の食料自給率向上を見据えて

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平成30年度の日本の食料自給率は、カロリーベースの計算で37%(農林水産省の発表より)と、主要先進国の中で最低の水準となっています。爆発的に増え続ける世界人口を前に、地球規模での食糧危機の到来が懸念されており、世界中で見られる異常気象や天候不順、あるいは国際情勢によって輸入が制限されれば、すぐさま食料不足に陥るリスクが容易に想定されます。この食料自給率の低さの要因のひとつに、第一次産業の衰退が挙げられますが、それはすでに述べたように、農家が弱い立場にあるからです。

このプロジェクトでは、本来あるべき姿の農業を取り戻し、若手の農業従事者を増やし、その成功モデルを水産業・畜産業へと拡げていくことにより、日本の自給率向上に寄与したいと考えています。企業が行う、全く新しい形の社会的活動です。


 3. 安心安全な食を、未来を担う子どもたちへ。

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近年日本では、食品添加物や農薬の多用などが散見され、食の安全性が著しく低下しています。それらの知識がない中で食品選びをすると、いつのまにか健康に影響が出ていたということにもなりかねません。
本プロジェクトにより生産されたお米は、企業で働く社員や取引先、そしてそのご家族へお送りしています。信頼できる生産者の元で栽培されたお米を提供することで、企業を支えてくださっているみなさまの食の安全性を恒久的に確保します。子どもを持つご家庭の方は、ぜひお子様とともにお召し上がりいただきたいと考えています。 栄養豊富で安全な食生活を提供することで、健全な心と体が育ち、将来的に日本を支える力へとつながります


本プロジェクトは、現在複数の企業様に賛同いただいており、次年度から作付面積を増やし、規模を拡大する予定です。お米の生産過程は、社員研修やチームビルディング、社員の家族を交えた稲作体験の機会として活用することも可能です。現在も募集しておりますので、新しい社会的活動として興味のある企業様はお気軽にご連絡ください。

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