学費を「出さない」親元に生まれた場合は無理ゲーな人生が待っている件について。

この所、某有名私立大学や、某有名最難関大学が学費値上げを検討していると言うのをニュースで見たので、私なりに思う事を書いてみた。

大学進学に至るまではいくつかのパターンがあると思う。(本人が大学へ行きたい場合)

①裕福な家庭に生まれる→幼少期からエリート教育→大学合格→親の援助で大学に行く。

②普通の家庭に生まれる→ある程度の習い事や塾→大学合格→貸与型奨学金を借りるか、親の援助で大学に行く。

③貧乏な家庭に生まれる→習い事も無し、塾も行けない→大学合格→給付型奨学金を貰って大学へ行く。

と言う、3パターンが王道ではあると思うのだが、実を言うと例外は多数存在する。

その中でも、ナイトメアレベルのハード人生になるのは「親が裕福なのにお金を出さない家庭に生まれた」場合である。

私を実例として挙げよう。

母親は公務員上級職、父親は大手企業の研究職である。
世帯年収は1000万円行くか、行かないか。

弟が1人。

私、弟共に、小中高大、国公立である。

私は地元の国立大学の法学部へ通っていた。
その地方では1番の難関大学なので、一見するとエリート街道を突っ走っていたように見えただろう。

しかし、実態は有利子の貸与型奨学金を数百万円背負わされた挙げ句、毒親によるトラウマが原因で精神疾患を発症し、3年で大学を中退せざるを得なくなった。

習い事はおろか、塾さえも通わせてもらった事は無かった。

私の高校生の時の成績の評定であれば、無利子の貸与型奨学金や給付型奨学金を借りたり貰ったりする事も可能だった。

だが、親の世帯年収が無利子や給付型の基準を上回っているという事で、貸与型の有利子の奨学金しか借りれなかったのである。

これはどういう事だろうか?

貧困家庭に生まれても、自力で努力し、大学に合格できれば、給付型や無利子の貸与型奨学金で大学に行く事ができる。
昨今ならば、授業料減免制度もあるだろう。

もちろん、貧乏な故に苦労する事は多い。

けれども、裕福な親元に生まれた、かつ、親がケチで子どもにお金を出さない主義であるならば、それ以上のハードな人生が待っている。

私の場合は有利子の奨学金を借りる事ができたから、マシな方だろう。

もし、私の家庭以上に経済的に恵まれていて、貸与型の有利子の奨学金を借りれない状況にある、かつ、親が学費を出さないような家庭環境にある人はどうすれば良いのだろうか?

なんの公的支援も受けられない。

大学進学を諦めなければいけないのだろうか?

貧乏な故に奨学金を借りなければいけない、だけでは無く、各々の家庭の事情で奨学金を借りなければいけないこともあるのだ。

学費を「出せない」のでは無く「出さない」


…本当に親ガチャと言うのは重要である。

追記:まあ、要するに何が言いたいのかと言うと…学費値上げの話になると貧困家庭の話ばかりクローズアップされがちだけど、裕福な家庭に生まれても親がオワコンだったら、自分にもモロに影響が出て人生強制シャットダウンせざるを得ないと言う事になるよ、って事😅

もちろん、大学行かなくても幸せにはなれるよ。

頑張ります!!!

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