見出し画像

飽きもせず海を眺める

あっという間に12月
海近を良いことに
相変わらずすぐ海に逃げる日々

崩落で通行止めだった場所も
私の1番のお気に入りの箇所以外は
少しずつ降りられるようになってきた

季節なのか時間帯なのか曜日なのか
サーファーは最近見ない
釣り人がちらほら
遠くからのナンバーもあれば
カブや軽トラもしくは社用車(いいのか)で
ふらりと来ている感じの人たちも多い


モニュメントのある浜は一応観光地らしく
カップルや家族連れ、年配の夫婦もよく見る

ウェディングフォトに最適ロケーション
この日は2組見た


仲良しカップルも絵になるね
この後抱き合っていたよ…


海のすぐ近くを歩くと
波と風の音しか聞こえないんだけど
このくらい離れるともう波の音は遠くなって
少し寂しい気持ちになる

だからいつも波打ち際を歩く

砂が濡れている方が歩きやすい

波打ち際を歩きながら
シーグラスと石を拾う
好きなのはころころ丸い石と模様の入った石
拾った石を家の小さな庭にばら撒いて
いつか庭が海の石だらけになればいいと思っている

たまにウニの殻や一目惚れの流木なんかも

花の形を背負ってるなんてかわいくてずるい✿︎
ハスノカシパン

これハスノカシパンの乾燥したもの
ウニの仲間らしいけど
食べられるウニとは違うらしい
しかも生きてる時は茶色っぽくてちょっと触れないかも…
カシパンって菓子パンに似てるからカシパンなんだって
名前からもうかわいい


どこから来るんだろうね
何かのどっかの骨もある🦴


この日は海面に鳥がたくさん

海面にたくさん浮く鳥は
カモメかウミネコか

違いについて前に調べたことがある
そもそも渡鳥か留鳥かが違う
カモメは渡鳥
ウミネコは留鳥

そして顔

左がカモメ、右がウミネコ

カモメさん、キュートすぎ
ウミネコさん、かっこよすぎ

そして尾羽

左がカモメ、右がウミネコ

尾羽に黒が入ってるのがウミネコ
飛ぶ姿も
かわいいのとかっこいいのと

あとは鳴き声らしい
カモメは
きゅっ、とか、きゅーと甲高く鳴くそうで
ウミネコは
名前の通り猫のような
みゃーお、あーおの低めボイス

遠目からはどちらか分からず
もう何年も海を歩いてるけど
あんまり海面に鳥がいたこと無いから
渡鳥のカモメかなぁとか思ったり

そんなことを考えながら歩いていたら
急に小洒落たイケオジに話しかけられる
「貝でも拾ってるんですか?」

あ…シーグラスです

「やっぱり!」

嬉しそうにイケオジは手を広げ
美しい青緑色のシーグラスを見せてくれた

わ、きれいですね

イケオジは笑顔を残し
少し先を歩く奥様の元へ
2人並んで仲良さげに何か話している後ろ姿を見送る

おしゃれだし気さくだし
きっとモテるだろうなぁ
とか考えながら

遠くにイケオジ夫婦

どんどん歩く

そのうちに釣りをしてたおじいさんが
嬉しそうにもう1人のおじいさんの所へ来た
何か釣れたようだ

私も見せてもらおうと
近寄ると
後ろから家族連れのパパも顔を出す

何が釣れたんですか?

「ヘダイだ、屁をこく魚だもんでヘダイ 笑」

子どものような冗談を言いながら
糸の先でぴちぴちと跳ねる魚を持ち上げて見せてくれたが
砂まみれで私にはよく分からず

何よりおじいさん2人が楽しそうで良き

めちゃくちゃ可愛くないですか?

そんなこんなで
同じ海だけど
行くたびにその表情は違う
降りる海岸によっても違う

風の音や波の音は一切の音を遮断して
時には思考さえ止める
無心で歩く砂浜に
光るシーグラスを見つけたら
それだけで胸が躍る

つい手を伸ばしたくなる

日々表情を変える野山を歩くのも好き
やらなきゃいけないことや
やりたいことがたくさんあって
日常の合間にどちらも、はなかなか行けないけど

何をするでもなく
時間の許す限り
ただそこに身を置いて
今あるその景色を眺め音を聞き
空気を感じる

そんな贅沢な時間
あっても良いんじゃないでしょうか

今日は日曜日
お休みの方は良い休日を♪
お仕事の方は一日何とか乗り切って( ・ㅂ・)و
私は本日も夜勤です

この記事が参加している募集

散歩日記

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?