見出し画像

自由になりたい なりたくない?

「自由にしてていいよ」

って言われると 広い宇宙にぽつんと放り出された気がする。

次の瞬間 私は何をしたらいいんだろう?って「やること」を考える。

だいたいは携帯を取り出して、画面の中の世界に入れてもらう。いま、ここにいる自分と外部をシャットアウトするために。

他の人の視線や空気感が気になる。臆病で他人を疑っているのかな?いつもお芝居じみた話し方や行動を取ってしまう。

自分に自信が持てずに悲観的になっている。性格も 自分の顔も 体格も。何も好きじゃないから。

自由ってなに?


未来が楽しみ!!!っていう人はもちろんいるけれど、先の未来に不安を感じるのは 多かれ少なかれみんなが持つ感情だと思う。

発達障害の方の多くは これから起きることへの不安が特に大きい。

環境の変化が苦手。感覚が敏感なためにざわざわした雰囲気が苦手。大きな音が苦手。ここに何があるのか、これから何があるのか見通しが立たないことが不安。。。または、たくさん目に入るものに興味があって気を取られてしまい落ち着かない。

発達障害の方が悪いわけではなく 自由という概念が人によって様々なんだと思う。

「自由って不自由」って言った人がいるけれど全くその通りだと思う。

「あなたは自由にしてていいよ」と言われると

「なにもできない私。。。なにをしたらいいの?」って思ってしまう。

何かっていう選択肢はいっぱいある。その選択肢の中から何かを選ぶアクションをまず起さないといけないし、それが今できるかできないか、次はジャッジされることになる。その状態を自由というのなら、自由は常に選択と行動と判断の連続になる。


発達障害の方は目の前のことに集中し、コツコツと向き合うことが得意な方が多い。丁寧で忍耐強く時間はかかってもやり遂げることができる。

できないことが分からないときに、少し手伝ってあげたりすると、とんでもない能力を発揮したりする。

要は環境が大事で 周りのちょっとした理解で人は変わることができる。

発達障害の方にとって自由とは
一番緊張する時間であり、全く休まらない時間なのだ。目の前に課題があり、それを少しずつクリアし、達成感を積み重ね、自分には価値があると自分で納得できるまで。

自由って何だろう。
自由でいることには、必ず不自由がつきまとう。
自由でいるためには

今に集中し この目の前のことだけに

縛られていることも大事なのだと思う。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?