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フランスと私 第一章「出会い」

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フランスとまったく接点のない離島に生まれ育つも、なぜか人生の所々で出くわす小さなきっかけに導かれるまま、気がつけばいつしかフランス好きに。
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フランスと私 第一章「出会い」

「ふらんすへ行きたしと思へども ふらんすはあまりに遠し...」と萩原朔太郎は言った。そのあ…

第1章_#01_がいこくのレコード

九州の離島で生まれ育った。人口3万人と言ったら島の中ではまぁまぁの規模であるが、しょせん…

第1章_#02_永遠のバイブル

小3でフレンチポップとの出会いを果たすも自然消滅。フランスとのご縁も潰えたように思えたが…

第1章_#03_たぶんはじめてのフランス映画

そういえば、初めて見たフランス映画ってなんだっけ? と記憶を辿ってみた。たぶんこれ。「太…

第1章_#04_堀内誠一が好き

少し脱線する。今日は堀内誠一について書く。日本が誇るアートディレクター、エディトリアルデ…

第1章_#05_フランス映画を一生ぶん見た2年間

高校卒業後に大学へ進学するため故郷を離れたものの、2年で中退。以後、服飾販売員~テレビ番…

第1章_#06_お茶の水でフランス語を始める

さて、引きこもってフランス映画ばかりを見ていた派遣事務員時代の20代半ば。そんな暮らしにもそろそろ飽きてきた頃、知人の紹介で、通訳の会社に正社員として就職をする。もちろん通訳などできるわけがない私の仕事は、クライアントと通訳の間でいろいろな調整をする仕事だった。 そこで初めて「帰国子女」と呼ばれる人達と出会う。普段は私たちと同じく日本語を喋る日本人なのに、仕事となると途端にネイティブ並みに流暢に外国語を操る。最初はそのさまにいちいち面食らったものだ。そしてそれは当然のことな

第1章_#07_飯田橋のフランスと潰えそうな夢

さて、続き。お茶の水のアテネ・フランセで入門科を終えた。入門科はABCから基礎的な文法まで…

第1章_#08_きっかけはいつも何気ない

さて、無期延期となったフランスへ絵の勉強をしに行く夢。 その後、結婚したり、会社の仕事も…