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Google Maps 活用法1

~コバンザメのシチリア滞在記~


☆“ぼったくり屋”を探す☆

飲食店を探すのに、日本では口コミサイトを大いに利用していた。それを全面的に信じるわけではないが、口コミを参考にすることは多い。飲食店が星の数ほどあるこの地でもGoogle Mapsのレストラン情報をよく参考にしている。

Google Mapsで行きたいエリアの地図を表す。ナイフとフォークのレストランマークやカクテルグラスのバー(バール)マークが出てくるので分かりやすい。
家や駅、バス停などから近いかどうか、周りの雰囲気は、遅い時間でも歩いて帰れるか、などなどストリートビューも見ながら。

口コミの数も大事だ。
あまり少ないと、身内だけで高評価を獲得しているのではと勘ぐってしまう。

さて、あたりをつけたレストランのアイコンをタップし、そこに出てくる写真や口コミをのぞいてみる。

味についての辛口の批評もあるけれど、そういうのはあまり気にしない。好みは人それぞれだからだ。店員の態度のクレームも読み飛ばす。世の中いろんな人がいるし、もしかするとその店員(バイト?)はもういないかもしれないし。
本日の我が家の予算と口コミ、あればその店のHPなどをのぞいて行く場所を決める。それほどのグルメでもない我が家では評価が4.0以上あれば良し、3.5以上でもまあ良しというなかなかユルい評価基準だ。
ハードルを低く設定しているので、大当たりで何度もリピートしているところもあれば一度きりのご縁のところもある。

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こちらは何回か行ったお店の海の幸のフリット。とても美味しい。


ところである日、近所に2.6という驚異的に評価の低い店を見つけた。レストランではなく総菜屋となっていたので最初は気づかなかった。

口コミを見てみると、イタリア語入門者の自分が絶対に行ってはいけない店だと分かる。
「法外な金額の請求」「にこやかな接客をしてメニューにない高額な料理を注文させられる」「水が高い」「観光客相手のひどい商売」

実はこの店、もしこの口コミを見なかったら偶然通りかかったときに一度行ってみたいと思った店だった。口コミを読んでから興味本位で何度かわざと前を通ってみたが、店構えはあくまで明るく、料理の持ち帰りもできるように外のポスターに書いてあり、一見とても入りやすそうなお手頃な店に見える。
アブナイ。
この口コミを見て以来、Google Mapsさまのお手を借りて、お店に入る前にワンクッション置いている。

そういえば夏ごろだったか、ローマで日本人観光客が観光地のレストランで法外な額を請求されたとのニュースを見た。
その店は今どうなっているのだろう。
しばらく営業停止の後、再開しているとの噂も聞くが。

ともあれ“ぼったくり屋”にご注意を。
Google Mapsの活用法。 

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