グランビルの法則

売買ポイント
売買ポイントを計るうえで、グランビルの法則があります。グランビルの法則は価格と移動平均線を用いて買い時、売り時を認識するためのツールです。下図をご覧ください。実際のチャートに番号を割り当ててみました。実際のチャートなので、教科書通りとはいきませんが、こちらの方が、応用がきくと考えました。

買い時は緑の①②③④です。売り時はオレンジの①②③④です。合計8か所です。
買い時
グランビル①はトレンドの初動を捉える時に使われます。いわゆるゴールデンクロスです。下向きの移動平均線を価格が上抜いた時です。
グランビル②は押し目買いです。ブレイク後の押しをつけ、再度、移動平均線を上抜く時です。
グランビル③は再度、前回の安値を割ることなく、移動平均線に下支えされる時です。
グランビル④は移動平均線の乖離を埋めに行く時です。この④だけ、相場状況によっては、逆張りとなります。
売り時
グランビル①はトレンド崩壊後、上向きの移動平均線を価格が下抜ける時です。いわゆるデッドクロスです。
グランビル②は移動平均線を再度上抜くも、前回の高値を抜くことなく、再度、移動平均線を価格が下抜ける時です。
グランビル③は前回の高値を抜くことなく、移動平均線に価格を止められた時です。
グランビル④は移動平均線との乖離を埋めに行く時です。この④だけ、相場状況によっては、逆張りとなります。
実際は、もっと複雑になりますが、今回は基本形を認識できるようにしましょう。
また、実際の相場で威力が大きいのはグランビル②番です。買いも売りもです。なぜなら、一番値が伸びる可能性がありますし、だましブレイクを回避することにもつながります。基本は大切です。
ありがとうございました。