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人事でもない社会人2年目がダイバーシティのセミナーを実施してみた

こんにちは!りあです。

前回、ダイバーシティセミナーを実施してみたきっかけについてお話ししたので、今回は実際にグループ会社の経営層向けに実施したオンラインセミナーの内容について少しおはなしできればと思います。

きっかけについてはこちら ↓

セミナーの位置づけ

本セミナーの位置づけとして、セミナーの冒頭にもお話しするのですが、、

ダイバーシティってなんだろう。
私たちの違いってなんだろう。

LGBTQ +ってなんだろう。

今まで知らなかった人は、少しだけ知ってみる。

今まで知っていた人は改めて考えてみる。

今までのあたりまえは、もうあたりまえじゃなくて
これからはあたりまえなんて考え方は、きっともうない。

私たちはそんな世界でどう考え、生きていくべきなのか。
どうしたらみんなが自分を表現できる生きやすい社会になるのか。

少しだけ、考えてみる。

参加していただくみなさんにとってそんな時間になったらいいなと思って、セミナーをさせていただいています。

セミナー&ワークショップ

セミナーのアジェンダはこちらです

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このセミナーはダイバーシティのセミナーで、マイノリティと呼ばれる人たちのなかで特に性的マイノリティと呼ばれているLGBTQ+の人たちにフォーカスした内容となっています。

(なぜLGBTQ+にフォーカスしているのかここでは簡単にご説明させていただくと、学生時代にジェンダー論を学んでいたからっていうのも一つですが、自分も含む周囲の人にそういう方がたくさんいて、実際にまだまだ生きづらい社会だなと感じることが多いから、という理由です。このへんはまた改めて別記事にできればと、、!)

セミナーの構成は2部構成で、前半は、ダイバーシティとは、ヒトの違いとは何なのかといった概念的な領域から、企業が取り組むダイバーシティ&インクルージョン制度について、企業の導入メリットやデメリットについて説明しています。多くの企業がダイバーシティの研修制度として導入されている、アンコンシャスバイアスについてワークショップを行っています。

後半は、普通の人たちと変わらないLGBTQ+とはどういう人たちなんだろうというところから、アウティングについて、企業の取り組みや現在の社会制度について、そしてLGBTQ+向けサービスについていくつかご説明させていただいております。LGBTQ+と呼ばれる人たちは一般の人と何ら変わりない同じ人で、身近に多く存在しているあたりまえな存在である、ということを伝えるように心がけています。

セミナーをしてみて

前職で2回、現職でチーム向けに2回。そして今回のグループ会社の経営層向けに1回。とだいぶ回を重ねてまりました。

また嬉しいことに、経営層向けに行ったダイバーシティセミナーもポジティブな評価をいただけたので、全社に展開してセミナーを行うこととなりました。

毎回アンケートを取っているのですが、ダイバーシティに関連する制度が整っているかという質問に対して、整っていないという回答が100%でした。

この結果を踏まえ、現職の社内向けではチーム単位でしかできていないので、全社に対してできるようアプローチできたら、、と考えています。

会社的には割とダイバーシティな会社と謳っていますが、制度だけ整っているだけで、教育制度は整っていないのが現状だなと感じています。(実際こういう会社は多いと思います。)

セミナーと資料はクオリティをもっと上げるべく、今後もどんどんブラッシュアップしていきたいと思っています。

幸い、自分が勤めている会社はUX、ユーザーエクスペリエンスで割と名が通っている会社(らしい)です。UXとダイバーシティは非常に近しいものであると考えており、ダイバーシティの制度、社会づくりをする上で非常に重要であると考えており、今後はUX観点も踏まえて最善のダイバーシティ推進について、ドキュメント化しセミナーに盛り込んでいけたらいいなと考えています。

さいごに

ダイバーシティ=多様性」は、私たちが生きる上で非常に大切な考え方です。

それなのに、現在の日本ではダイバーシティについて義務教育で学ぶことができません。

昨今に問題になった、IOCの森元会長の女性蔑視発言問題。

ニュースのインタビューでは、ある男性が森会長の発言に対して「なんで大ごとになっているかわからない、そんなこと習ってない。」という回答を耳にしました。

大前提、大切なことなのに学ぶことができないのが問題ではあるものの、習っていないからと言って、女性、男性に関わらず、他者を侮辱するような発言をしてはいけないことは常識ではないでしょうか。

森元会長によって、日本の時代遅れが世界に晒されました。

これをむしろ機と捉え、日本社会は積極的にダイバーシティの制度を整えていってほしいなと心から思います。

それと同時に、ダイバーシティのセミナーの重要性が増していることを実感し、自分のできる限りでもダイバーシティについてどんどん発信していくべきだなと思いました。がんばります!

また、国際女性デーの記事でインタビュー形式でコメントをグループ会社のサステナビリティに関するチームのnoteに掲載させていただきました。

こちらもぜひ読んでいただけると嬉しいです!

お読みいただきありがとうございました^^

Kilia

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