詩 「悲しみの色」

この暗さを理解して愛してくれる人に
いつか出会えるのかしら
受け入れるだけじゃなく理解して
私を抱きしめてくれないだろうか

ろうそくに火をつけて
温かいティザンを淹れて
好きな歌を聴きながら
好きな画家の絵を見ても

救われない日は分かってほしい
そして一粒二粒の 
こんな心を潤す言葉で
私を抱きしめてくれないだろうか

あなたの心に同じ色の悲しみがあればいいのにと
思う私を許してちょうだい

部屋の隅を行ったり来たり
どうしたらいいか分からない
自分を忘れた老人みたいに
涙を流して行ったり来たり

この悲しさを理解して愛してくれるなら
私の全てを捧げるけれど
同じ色の悲しみが溢れてきたら
私に抱きしめさせてほしい

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