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春なのに春だから



やっちまった


今年も張り切っておたおめメールを送ったら

お礼とともに添えられていたのは

お父様が亡くなられて

1週間ほどで四十九日を迎えるとのこと


素直に祝いたかっただけなんだけど

知らずに脳天気なメールを送ってしまった


『ご冥福をお祈りします』

みたいなテンプレではなく

平謝りの返信をしてマッハで香典袋の準備をした






誰しも失敗はする

やらかしたのは仕方ない

その後のフォローが重要で大事だと思ってる

『いつか』なんて先延ばしは後悔の元になる

先延ばししなくていいことは

チャチャッと済ませてスッキリするのがベスト






能天気おたおめメールを悔いた翌日

家庭訪問して故人と同級生の奥様にご挨拶

おかげで奥様とは数年ぶり、お子さんとは初の顔合わせ


その夜、お礼のメールが届いた



今年も『大好き』GETだぜ






お父様

あなたの息子さんは

私に『大好き』と言ってくれます

前より『大好き』が増えたように感じております

どういう意味での『大好き』なのかは

恐ろしくて聞けませんし

知らなくていいと思っております


お父様

『りさんを嫁にもらえばよかった』

なんてお話をお母様(奥様)からされたことがおありかと思いますが

それ、私でございます

ですが、私が嫁にならなかったのは大正解です

お母様(奥様)がそう思えたのは

友人として自由な関係にある私だからなんです






2020年4月14日 告白春の陣


あの日、衝撃の告白で私の顎を誘ったお母様は

施設におられるそうで






思うことはあるけれど

私は私の春を行く



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byり

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