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この時期にいつも感じる心の疲れに向けて心がけていること

6月は普段より気持ちが低空飛行しているように感じてしまう。

湿気を感じたり晴れたり曇ったりと忙しい空模様の影響か。
一年の半分を終えた体が少し休みたいと言っているからなのか。

どことなく調子が出ないという表現が当てはまるこの感じ。
きっと私だけではないと思う。

不調を感じつつも日々の暮らしは続いていくから、すこしずつフラットなところまで心のコンディションを戻していきたい。

私が心がけていることをいくつかお話ししたいと思う。


換気と香り

その場に流れる空気はいつも気持ちがいいものにしたいと思っている。

朝一番には、窓を開け放つ。
雨でもちょっと風が強くても季節を問わず習慣にしていることだ。

どよーんとした思い雰囲気、肌にあたる空気感が心地よくないと感じることがあって、一日のスタートには完全にリセットして新しい日を気持ちよく歩み出す意識を持ちたい。

同時に欠かせないのが、香り。
私が好きで使い続けているのは燃焼系のものだ。
お香やパラサントなど火をつけた後の煙を楽しむもの。
上がってくる煙のゆらぎには気持ちを落ち着かせる効果があるなぁと感じる。

毎日香を焚いていると、日によって煙の量や流れが変わって見えるから不思議だ。
まるで、自分の中から出しきってしまいたい思いや執着など身軽になるためには不要なものをすべて燃やしてくれているよう。

そんなイメージでいつも見つめている。

それから、窓を開けているだけでも感じられる香りはある。

・雨のにおい
・日曜日のにおい
・朝のにおい
・たこやきのにおい

子ども達がよく言うことば。
たこやきは、お隣さんの朝食の香りが末っ子にはそう感じるらしく毎日のように呟いている。「たこやき、いいなあ。」と。

慌ただしい中では、香りに気を向ける余裕もなく一日が過ぎていく。
心をリセットしたいときくらいは、新しい空気に包まれて深呼吸。
たこやきのにおい、がしたらにんまりとしてみたい。

お香やパロサント
日記をつけながらパロサントを焚く

家の中の小さなカスタマイズ

これは、家が好きな私ならではのリフレッシュ法かもしれない。
ほんの一か所でいい。

モノの並びをかえてみる、
飾りを移動させてみる、

ちょっとの時間でできることが自分の好きにならった動作であれば、それで得られる気持ちよさや時間の有意義感はきっと気持ちを上向きにしてくれる。
私の場合は、家事中によく目に入るゾーンや動作時間が長いキッチンのカスタマイズをすることが多い。
手を加えた場所は、そこを通るたびにちょっときらっとして見えて気持ちがいい。

冷蔵庫側面 
かけるものの順番をかえてみる

時間をかけてお茶を淹れてみる

毎日飲むのは三年番茶か麦茶なのだけれど、ほかにも時々飲みたい茶葉をいくつか持つようにしている。

チャイ
グリーンレモンティー
入浴茶
オレンジチョコレートティー

今はこんな感じ。
どれも小鍋に移してしばらく煮たててから飲む。
その間普段なら夕食の下ごしらえをしたり、洗濯物を干したりと合間作業をいれてしまいがち。
でも、疲れている自分をフラットに戻してあげたいときは、お茶のためだけの時間を過ごすようにしている。

時間をかけ気を配って出来上がったお茶は、私自身が口にするもの。
自分のためだけにていねいに仕上げる、というイメージで台所で鍋の前に居続ける。

ぼこぼことしたお湯の形、茶葉を入れると一瞬鎮まる音、鍋肌に茶葉がくっついては流れまた戻ってくる動きなどじっとじっくりと見つめていく。
ただただ、おいしくできあがれとだけ考えて。

そうやって淹れたお茶は言うまでもなくおいしいが、おいしさにプラスした「自分のためだけの時間」が疲れた心には一番の処方箋だったりする。

烏龍茶フレーバーティー
いいかおりです

段取らない最低限の家事

「家事は段取りが全て」と雑誌かVoicyかで聞いた。
家事とは、無限に終わらないボランティア。

すき間時間を見つけていかに効率よくこなしていけるかが大切なんだろう。
でも、心のコンディション重視の日くらいは、すべての家事を投げうって回復に努める。そうできたらいいわけで。

ただ、仕事をしていれば出勤に向けて洋服を洗濯するという家事が必要だし、家族がいればごはんの支度をしなくてはならない。

つまり、家事のすべてを手放すことは難しい。

そんな時には段取り一切無視でやるときめた家事のみに集中するのはどうだろうか。

洗濯機を回している間に掃除機をかける
→洗濯機を回すだけ。一日くらい掃除をしなくても死にはしない。

夕飯に向けてあらかじめ食材を切っておく
→調理するときに必要なだけ切る。切らなくてもいい料理にする。
 例えば、肉を焼くだけにする、お麩とわかめの味噌汁であれば鍋に放り込むだけ。または、具沢山味噌汁にして主菜を兼ねた献立にする。

家族の使った食器を洗う
→閉店時間を早めセルフサービス式にする。

洗い物は自然乾燥
閉店です。

陽を浴びながら深呼吸

お日さまは最強だ。

晴れているとそれだけで口角が上がる気がする。
私は、元気が出ないときこそ意識して外で陽の光を浴びるようにしている。
部屋干しより日光に当てた洗濯物はからっと乾いていいにおいがするし、
子どもの成長には日光浴が大事なのだと聞いたことがある。

晴れていると鳥の鳴き声もたくさん聞こえてくるし、猫と話をしている近所のおばあちゃんも楽しそうなのだ。

草とりでもいいし、
別に草をとらなくてもいい。

そこにいて陽を浴び、あたたかさを感じる。

体にじんわりと心地いい熱を取り戻すと、あたためられた気が体を巡り、心が元気になるような気がしてくる。
お手軽で、確実に私を回復させられる方法かもしれない。

散歩もいい

睡眠第一主義で

何より譲れないのが睡眠だ。
こんなときには、食べるより寝ることの方が大事だと思っている。

疲れていると、マイナスな考えや思考にとらわれがちで気持ちのリセットもままならないことが多い。
考えてもしょうがないことに限ってぐるぐると反省や自責の感情が渦を巻く。

そこで、就寝によって今日の自分はいつもより早く店じまいしてしまうことにする。

私は、子ども達と同じ時間に眠りに就く。
8時半、遅くても9時半。
(小学6年生の長女も9時には就寝。)

眠りが浅いので夢はよく見るし、隣に寝る末っ子が夜な夜な蹴り上げてくるので何度か目は覚めるけれど、それでも起床する翌朝5時までの9時間は寝られることになる。

私は、気持ちのリセットには時間がかかる方だ。寝れば忘れる、とはいかない。

でも、心を支えるのが体だと考えたとき、支える役割をする体が先に回復していれば、後は心の方が浮上するのを待っていますよ、とどちらかを回復させられた安心感が持てる。

元気な体でいれば、心がフラットまで戻ってくることを待つのにそこまで時間はかからないはず。

19時近くてもまだ外は明るい
もうすぐ寝るよ


心の回復には、「自分のため」だけの時間が有効だと思う。お茶も、睡眠も、お香も自分を労わる時間をゆっくりと確保することで自分自身に意識を向けることで心を落ち着けている。人によって方法は様々だから、自分に合った労わり方をいくつか知っておくとその時々で取捨選択して実践できるように思う。



どなたかの参考になればうれしいです。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。


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