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「10年後の仕事図鑑」感想-仕事は引き受けるものから作るものへ

世の中から完全に労働がなくなったらどうなるんだろう。

コロナ禍前、プロジェクトメンバーでランチを食べていた時に、この話題で盛り上がった。上司は「サッカー好きだし、サッカーやって、観戦して…それから子育てとネトフリかな?」と妄想していた。

まぁ、20世紀生まれの人は労働がない世界で生きることはきっとないと思う。(21世紀生まれはその限りではない)

とはいえ、AI時代へ突入していく今、ルーティーン業務はなくなっていくことも多くの人が予想している。

というわけでこの本を読んだ。

タイトル:10年後の仕事図鑑 

著者:堀江 貴文, 落合 陽一
略歴(当時):

落合陽一
メディアアーティスト、博士(学際情報学/東京大学)。筑波大学准教授・学長補佐、筑波大学デジタルネイチャー推進戦略研究基盤基盤長。著書に『魔法の世紀』(Planets)、『超AI時代の生存戦略』(大和書房)、『日本再興戦略』(幻冬舎)など。
堀江貴文
1972年福岡県生まれ。91年東京大学入学、のち中退。96年、有限会社オン・ザ・エッヂ設立。02年、旧ライブドアから営業権を取得。04年、社名を株式会社ライブドアに変更し、代表取締役CEOとなる。06年1月、証券取引法違反で逮捕。11年4月懲役2年6ヶ月の実刑判決が確定。13年3月に仮出所。著書に『拝金』ほか多数。

概要:

「消える職業」「生まれる職業」など含め、50近くの職業の未来を紹介。
新たな世界で、自分なりのポジションをとっていくための生き方のヒントも収録。

読むきっかけ:

今は休職中だけど、来年の年明けには復職する。今の計画では今後3年は人事として働くことになる。新しいキャリアを前に、どう生きていくか、今意識すべきことは何かを知りたくてこの本を手に取った。

何を学んだか?:

「仕事は引き受けるものから、作るものへと変わっていく」

この一言に、自分の意識の甘さを知った。

「副業は(怠いから)やらない」というのと「言われた仕事をやるサラリーマン精神」は構造的には全く同じだと思った。

システムエンジニアが嫌になって人事への異動を決意した私だけど、このままだと上司から言われた仕事をこなすだけの受け身的サラリーマンになってしまう。

企業に属していれば仕事は降ってくるものだし、お金も自動的に入ってくる。
受け身で生きるのは面白くない。仕事を生み出す→必要とされる人になれたらとてもカッコいい。

こういった類の本は何度も読んだけど、「好きなことを極めろ」というのを見ていても自分にはできる気がしない。私は本当に何もかもが中途半端なのだ。好きなことに対する情熱は足りないし、能力も中途半端でプロジェクトでは無能になった。

私はこのままだとAI時代を乗り切れる人材になることはできない。

これから意識したいこと:

全く情熱を注げないシステムエンジニアとしての職業から、人事への異動を決めた選択は無駄にしたくない。

情熱を注ぐほどの熱さはないけど、メンタルや組織論、社会学は誰から言われずともインプットするのが好きという私のポテンシャルを信じる。

好きなことを仕事にして食っていくといった大きなことはできなくても、今の私が持てる力で最大限の還元をするにはどうしたらいいか?ということに頭を回し続ける日々を目指す。

まとめ:

これからの働き方は組織から個人へ、労働から遊びへ
ピュアな情熱に導かれた“自分の人生”を生きよ


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情熱。

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