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世界の何割が嘘でできているのか。

娘と寝ていたのですが、なんかやり残したことありそうだな、と目覚めまして。すぐに日記当番だったことに気づき書き始めました。オレ偉い。これぞ危機察知能力。崖っぷちのアラート機能、健在(とか、そんなこと言ってる時に限ってヘマこくので自重自重)。

さて、なかなかキャッチーなタイトルが書けたので我ながら満足なのですが、皆さんどうお思いでしょうか? 嘘ついてます? 一日に何回くらいつきますか? 僕は割と嘘をつく方だと思います(すみません)。これは幼少期からずっとそうで。虚言癖と言われるレベルではないのですが、ちょこちょことどうでもいい嘘をつきがちです。時には、それが大事になって恥ずかしい目にあったりもして来たのですが、そこで悔い改めることもなく、精度のさらなる向上へと無駄に役立てて今に至ったという感じがします。無論、自分に厄介が降りかかりそうな肝心なところでは嘘をつきませんし、自分が得して誰かが損をするような悪どい嘘はつきません(信ぴょう性薄っ)。でも本当に、そんな嘘をついても面白くないのでつきません。ドミノで言えば、倒れても5個くらいしか連鎖しないだろうというパーツだけを、指先でグラグラさせて遊んでいる感じです。そんな小さな悪戯を30年以上やってきたわけですから、わりかし「この嘘はこうなる」の予想感度は高くなっていると思います。まぁ、それをバイトに活かしていた時期もあったりするので、意外と嘘をつくのは天職だったりするのかもしれませんが、今でも日常的にちょっとしたどうでもいい嘘を並べ、誰にも知られずにほくそ笑んでいたりします。虚実を入り混じり、ありそうでなさそうなゾーンを知らん顔して堂々と伝えるのがミソです。

ちなみにこの日記冒頭で書いた「なんかやり残したことありそうだな」は嘘です。普通に日記当番だったことを忘れてて、ふと水を飲みに起きたときに思い出しただけです。ほんとどうでもいいでしょう笑?

さて、そんな小さな嘘を皆さんもついていませんか?

ついてない? 本当に? 


恩田が思うに、世界の3割くらいは嘘だと思うんですよね。その数字に根拠なんてないのですが「誇張」「言い換え」「言葉の装飾」などを月並みな嘘だと捉えたら5割とは言わないまでも3割くらいは嘘色のペンキで塗られている気がしませんかね。

また「嘘」というものも曖昧です。真実がはっきりするまで、嘘か真かはっきりしないわけですから。捉え方ひとつで嘘も真実に変わったりもします。
教科書なんてその代名詞的な存在かもしれませんね。

最近興味がわいた嘘は、イーロンマスクの嘘ですね。彼のことはニュースやら実績やらアウトプットの部分しか知らないのですが、近ごろはメディアに頻度高く登場するので、アウトプットまでのプロセスまでも垣間見えてきました。スターリンクとウクライナのニュースなどは、色々な角度で分析されているのでどれが本当なのか真偽ははっきりしません。ただ、なんとなく彼がXで発信している赤字金額などは、彼が鉛筆ぺろぺろしながら皮算用した数字なんだろうなぁ感は、同じ嘘つき属性の私から見てもそう思います。

でも彼にとっては、それが正確な数字かどうかはどうでもいいんでしょうね。そして、その数字にいろんな人が踊らされることもどうでもいいんでしょう。

恩田にはそれができません。自分が嘘つきなので、他人の嘘がわかるし、自分と同じく他の人たちもそすぐに嘘だとわかっているはずだ、と考えてしまうからです。

でも、本当は嘘をついたっていいんです。

人類の歴史は、嘘の歴史と言ってもいいくらいですから。
人類最初の脳内革命である「認知革命」とは、いわば「嘘をつけるように脳が成長した」とも言い換えられます。脳が進化し、頭が牛で身体が人間という架空の生物を想像できるようになった結果、人智を超えた存在を認知できるようになりました。そうやって神の原型がうまれ、これまで以上にたくさんの人々を統率することができるようになったというのが、数万年前におきた認知革命です。その頃から群れの力が巨大になり、組織が生まれたわけですね。アフリカの最南端から始まったとされています。たった数千年でぐるっと大陸を渡ってチリの先っちょまで到達したらしいですよ。ちなみに、当時はネアンデルタール人とか我々アウストラロピテクスの祖先さんとは違う人種もいたのですが、彼等には認知革命が起きなかったので絶滅してしまいました。
※ネアンデルタール人は優しい人種で、老人介護をしていた形跡も残っており、しかも身体もデカくて丈夫で平均寿命も長かったそうです。力も勝っていたのですが淘汰されました。「嘘」という武器に。

嘘が、地球を蹂躙したんです。
そのころの嘘の割合はいくつだったんでしょうね。10割?

いや、たぶん3割くらいだったと思うんですよね結局。
アウストラロピテクスさんたちも嘘をつきたくてついてたわけじゃなく、なんか想像できちゃってただけで。そんで美味いもんをちゃんと食いたくて、群れを強くしていっただけなんだと思います。なんにも悪くありません。

ですから、世界の何割が嘘であろうとなかろうと、それは自然の営みです。
ただ恩田には、わかりきった嘘がつけない、というだけです。

これは本当ですかね? 嘘ですかね?

正直者がバカをみる。というのは、きっと本当だと思います。
でも、得することが正なのかは人によって異なります。

恩田は、バカを見る方を選びたいなと思っています。

バカをみているのが楽しいので。

今週の質問:『あなたの必殺技を教えてください!』

自慢じゃないですが、恩田はそこまでプレゼンがうまくありません。人に何か説明しているときに、今の上手く説明できたなぁと感じることの方が少ないです。

でも、相手にぜんぜん伝わってないなぁ、と感じることもありません。拙いながらもちゃんと聞いてもらえているという実感があります。

10年程前から「恩田さんが言っていることは何か正しい気がするんだよなぁ」とちょこちょこ言われ始めて、当時はありがたやぁとだけ思っていたのですが、なんとなく「うまく言おうとしなくていいんだ」ということに気づき始めました。

最近では、その「上手く言おうとしない」を必殺技へと進化させ、特にオンラインMTGの席で「画面の外の遠くを見ながら話す」ことをやっている気がします。自分の世界と会話しながら話してますよ感、ですかね。

演出しているつもりはなく、その方がラクというか、知能指数が高くない故に外野のノイズを遮断しないとちゃんと理論立てて説明ができないだけなのですが。そうした「持論をちゃんとぶつける感」という演出話法は駆使してるかもなぁ、と思いました。


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