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ツボをつくってなんだろう。

飲食店のブランディングがスタートしたからなのか、飲食店を見る目が若干変わってきました。家の近くの子どもOKの店しか行けないのに、ついつい話題の店などを調べてしまいます。
さらに話題になる前の店の特長なんかも肌感覚で知っておきたいなぁという好奇心も相まって、友人経由で飲食店ラバーな人と話を聞いたりしました。

もちろん、ちょっと話を聞いたくらいですのでまだまだ実感値はないのですが。なんとなく「味だけじゃない」という部分が浮き彫りになってきた、と言いますか。いい店って、味はベースになっていて、それ+αの作り込みがあるように思います。当たり前の話ではあるんですけど、その「何か」ってなんだろう。コントロールできるのかな?と気になったわけです。

きっと何かしらのツボがあって。そのツボをいい塩梅でもみほぐす絶妙な力加減のセンスを併せ持っているのだろうなぁと感じています。

メニューづくり、雰囲気づくり、接客姿勢、店の佇まい。

お店にはいって5分くらいで気づく、あのセンスの存在。
意識的なのか、無意識的なのか、はたまた他の何かなのか。

・入店して5分くらいで気づける何か
・2回目の来店で気づける何か
・行けなくなってから気づく何か

など、いろんな「何か」がある。

その「何か」の扱いが上手なお店が増えたような気もしますね。
特にコーヒー界隈と大衆居酒屋界隈。

前者は元々センスありきの形態だったりもしますから、自ずと飲食以外の刺激がぶつかりあって、個性や時代性が象られていくのはわかりやすい気がします。また海外の空気を取り入れている分野ですから、外しが効くというのもありますね。

後者は、なんですかね「エモさ」とかって表現されている感傷の部分が深まった結果、大衆居酒屋にあるべき空気がトレンド的に磨かれていっているのかもしれません。こうやったらエモいよねのデータベースと触れ合う機会が多いのでSNS見ているだけで磨かれていく感じでしょうか。

いずれであっても「精度」が高まってると感じます。
味以外の部分にある、立地や美、温度感が。

僕が中学生の頃、まだ無印良品やユニクロは今みたいな世界観を構築しきれていませんでした。無印良品は新宿駅の鍵屋さんみたいな立地で、無地のコートをずらっとアメ横みたいに並べてましたし。ユニクロなんてナイキとかアディダスとかブランドロゴがバーンとプリントされた服ばかりが壁一面を覆ってました。

どちらの会社も、そこからたったの数年で今の世界観の原型を構築したんですよね。あっという間に無印は無味な空間を作りあげたし、ユニクロからも他社のブランドロゴが消えました。

そういった瞬く間に変化するタイミングが、飲食店に訪れているような気がします。それも大手ではなく中小企業に。なんだか、いいですよねぇ。逆転だらけの面白い世界がはじまっている気がします。

瞬きしている間に、あれよあれよの内に店舗が独自の個性を見出して、世界観を構築していっている。たのしみだなぁ~。

今週の質問「根拠はないけど信じていること」


輪廻転生ですね。完全に『火の鳥』の影響です。

こないだ新拠点探しの一環で越後湯沢を視察したのですが、その際、ちいさな湖を訪れたんですね。
そこに気持ちよさそうな川があったので飯田さん&澤くんと一緒に足だけ川に入ってみたんです。冷たっ、とか言いながら。

で、そんな僕らの周りをたくさんのトンボが飛んでおりまして、おもむろに指を出してみたら、その指先にトンボがとまってくれたんです。

そのとき「このトンボ、元々は親戚か何かかな?」って普通に思いました。

その後、親戚かもしれないトンボの目を回して、捕まえようとしたくらいですので、信じてるレベルも高が知れてますけど、輪廻転生はありまぁす!

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