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誰かはそれを個性と呼ぶんだぜ

僕の出身は、富山県の田舎です。
一方、会社にいるメンバーの多くは東京近郊、もしくは都会の出身の人が多いため、ふとした瞬間に都会マウントを取られます。もちろんギャグ的な会話ですよ。(ダーハマとか)

ランニングホームランに中途入社して約半年。
そんなことがちょこちょこあるので、大学に進学して、はじめて県外で一人暮らしをしたときのことを思い出しました。

忘れもしないです。
地元では家に鍵をかける文化がなかったので、鍵をかけなさいと友達に怒られたこと。自動改札の通り方がわからず教えてもらったこと。会話が通じなくて何度も説明したこと。知らないことがいっぱいありました。

恥ずかしかったなあ。

でも、そのぶん知っていることもありました。
手動改札の注意点。魚の種類や上手な食べ方。自然の美しさや怖さ。火の起こし方。田舎から都会に出てきた気持ち、田舎に暮らす人の気持ち。

僕は当時、芸術大学に通っていたので、自分しか知らないそういったことは感性として創作にいかされていたと思います。地元ではみんな当たり前に知っていて、特に価値のなかったことが、外に出たら他の人が知らない、特別なものになっていたので。



ところで近頃、いやずっと前からでしょうか。

個性だ、自分らしさだ、自分の快だ(これはうちの会社。てへ。)、「自分だけのものを探せ!」と、海賊王の残した何かよくわからない特別なモノのようにそれらを求められる世の中です。

クライアントワークでも、そういったことを求められるケースが多いです。

それらは今の時代に、もしかしたらとても大事なことかもしれません。一方で、聞き飽きた。苦しい。と思う人もいると思います。

もし、それを求められて苦しんでいる人がいれば朗報です。一番簡単に見つける方法は、今いる場所と違う場所に行くことです。極端な話、宇宙に行けば、自分は唯一の地球人になれます。似ている人が周りにいたら気づけませんが、別の場所ではすぐに気づけます。

逆にいうと、どうせ他の場所に行けば、簡単に自分らしさと呼ばれるものになるので、今の場所では自分らしさがないことを受け入れていいと思います(これポイントです)。周りに先輩や上司、へんな人、すごい人がいるなら、自分らしさを探すよりも盗みまくるのが手っ取り早いかもしれません。そんで、違う場所で自分のものかのように披露すればいいです。

たぶん、自分らしさってそんな程度のものだと思います。

富山から関西に行って、今東京にいて、それぞれなんだかんやあって、今ランニングホームランでこんな記事を書いている。特別大きな事件や出来事なんてなにもなかったけど、こんな人生を送ってきたのは自分だけですから。たぶん、みんなもそうですよ。


さて…。

いい感じに、遠回しに、伝えようとすると、まわりくどくなってしまいました。たぶん伝わってません。ですので、最後に今日、この場で本当に伝えておきたかったことをあらためて言っておきます。

10代の頃は富山が嫌いでしたが、今は好きです。とても感謝しています。今では大事な自分らしさの一つです。

わかりますか?そういうことです。

要するに、富山の方がこの記事読んでいたら、ぜひお仕事ください!お願いします。

東京から富山へ願いを込めて

今週の日記テーマ「これまでに一番熱中したこと」


大学時代〜その後数年続けてた舞台ですね。
熱中というか、死ぬ気でやってました。おもしろくなかったら、自分が全責任とって死ぬ気持ちで、それこそ命かけてたと思います。
目の前に人がいて、直で反応がくるので、拍手や歓声は最高に気持ちいいですが、その分恐怖も異常。(これは熱中なのか?と思ってきたけど)

死ぬ気でやっていたので、舞台以外のことはすべて疎かにして、いろんな人に迷惑をかけていましたし、体調崩して最後はやめてしまいました。


よく人には、気が抜けてるとか、冷めてるとか言われることが多いですが、一度決めると、そうやって体調壊すまで抜け出せなくなるくらい、ブレーキをかけるのが下手です。なので、普段はできるだけ熱中しないようにしています。

ちなみに、そうやって意識してても、人より時間やパワーをかけてしまうのは悩みなので、クライアントの方はご心配なさらず。他の人はぜひ心配してください。

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