出来事日記13＊常滑
先日、行きたかった常滑に行ってきた。器が好きで、カフェも好きだし、散歩ができる場所が好き。という理由でずっと行きたいと思っていた。
それで、いつも通り、友人を連れ回した。
行ってみて、常滑に住むのもいいかもななんて思うほど、常滑の景色や空気感が好きになった。
SNSとかでよく見かけて、写真撮りたいなと思っていた招き猫。猫さんだけが写っている写真しか見たことなかったから、正面からの写真欲しいなとか思っていた。
実際に見て、びっくり。これは、正面からの写真がないわけだ、と納得、笑ってしまった。こんなに大きいのに、車に乗っている時は、こんなところに猫さんがいるなんて気づかなかった。
普段はそれほど行きたいお店を言わない友人が、珍しく「調べてたら、ここ行きたかった」と言ったので、散歩がてら、行ってきました。
足湯をしながらお茶をいただけるということで、せっかくなら…と焼き芋を買って、のんびり足湯。とても気持ちが良くて、ついつい長居してしまった。
ここは、散歩してたら、たまたま見つけたカフェ。
行きたいカフェがあったのだけど、ちょっと休憩したいねぇと話していたところで、タイミングよく出会ってしまって、誘惑だった。
それで、私と友人がじゃんけんをして、友人が勝ったら入る、私が勝ったら入らないとゲームをした。友人が勝ったので、無事に(？)入ることに。
でも、入ってよかった。すごく素敵な店主さんで、私たちとたくさんお話ししてくれた。学生時代は福祉の勉強をしていたという店主さんは、すごく物腰が柔らかで、でも芯の強さのようなものを感じた。
世間は狭いなと思った。というのも、私には藍農家をしている知り合いがいるのだけど、その知り合いとカフェの店主さんが友人だった。
最初は全然知らなくて、お店に置いてある雑貨が素敵だったのでそれを伝えたら「藍農家の友人がいて、その友人の友人が手作りしているんです」と教えてくださって。
最近、藍に注目している方が増えていると知っていたので、その時は「私の知り合いと同じだ」と思っていたくらいで、特に疑わなかった。後からカフェのSNSを見たら、私の知り合いが紹介されていたので、似ている人ではなく同じ人だとわかった。
カフェを出る時、店主さんが「お店のすぐ横、素敵な風景なので、よかったら、写真撮りますよ」とわざわざ案内してくれて、写真を撮ってくださった。
次、常滑に来た時もお店に来ますねと約束して、散歩を再開。
「焼きもの街道」をぐるっと1周した後、お目当てのカフェへ。
このカフェ、看板はあるのに入り口がどこかわからなくて、一緒に行った友人と2人でわたわたしてしまった。
カウンターと小さめのテーブルがいくつか置いてある店内。日常の中で、ふと一息つけるような、素敵な空間。それぞれの机に本が置いてあって、その本がまた素敵なチョイスで。
友人と、エッセイを読みながら盛り上がった。
注文したチーズケーキとコーヒーが、これまたすごく美味しくて。器も常滑らしい、素敵なものたちだった。
ここでも、ついつい長居してしまった。
焼き芋も食べて、カフェも2軒行ったのに、夜ご飯もしっかり食べた。ここでも、珍しく友人が「海鮮が食べたい」と言ったので、常滑で有名だというお店へ。
いろいろ食べたので、夕飯はそれほどたくさん食べられないかと思っていたのに、いざ食べ始めると、美味しくてペロリと食べてしまった。
友人は理学療法士をしていて、仕事をしながら論文や学会なども参加しているような結構すごい人。
私は全然詳しくないのだけど、肩こりとか腰痛とかの体の悩みがあるし、もともと保育士をしていたこともあって、体の動きについては興味があった。
ご飯を食べながら深い意味もなく体の話を振ったら、すごく生き生きと話し始めて、びっくりしたほど。天職だと思っていることは知っていたし、面白いと言っていたけど、まさかここまでとは。
普段は口数が少ない方なのに、止まらず話していたり、私の質問に長々と答えてくれたり、これが「専門家・プロ」ってことなのかもななんて思ったりした。
これ、かわいくないですか！
焼きもの街道を散歩している時に出会ったお店でかった花瓶。
お店の方が教えてくれたのだけど、作家さんが、彫刻刀で1つ1つ彫って作っているらしい。すごくきれい。
お店の方が、すごく丁寧にいろいろな作品について教えてくださって、こだわって作っている作品を、こだわって販売しているのだなと伝わってきた。
この1つ1つ彫られた部分や花瓶の形、色、全てが私の好みで、一目惚れ。即決で購入した。
家に帰って、お庭に咲いていた花を飾ってみた。素敵なもの同士を合わせるしあわせ。ずっと眺めていたいくらい。
1日常滑を満喫して、帰り道はずっとにこにこしてたなぁ。のんびり、ゆったり、でもやりたいこと詰め込んだ1日。
最近は、行きたいところに行ってやりたいことをやるのが上手になった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？