暦に歴史あり!
こんにちは、Masamiです。
7月もクロサキナオさんの企画に参加します☀
英語で7月を表す July が、ユリウス・カエサルの名前に由来しているのは、ご存知の方もいると思います🤗
学校ではじめて英語で月の名前を習ったとき、スペルを覚えるのに、ジャヌアリー... フェブルアリー... と、音に出てこない文字を覚えるのに苦労した記憶がありますが💦、それもそのはず...
ローマ神話やら、ギリシャ神話やら、古代ローマの政治家やら、ラテン語やらが混ざっているんです!
October の Octo は、8本足の octopus (タコ) に使われているので、想像しやすいですね💡
先日、記事に書いた am / pm もラテン語ですし、ラテン語に由来する接頭辞 (英単語の頭につく文字) を押さえておくと、知らない英単語の意味も、ある程度推測できたりと、 英語は結構ラテン語の影響を受けています。
でも、1月から順番に数えるときの数と、9月以降に割り当てられているラテン語の数がずれているのはなぜか?ちょっと気になりますよね🧐
現在、私たちが使っている暦はグレゴリオ暦ですが、元になっているのは、西暦前45年にユリウス・カエサルが導入したユリウス暦なんだそうです。
それ以前の暦がどうなっていたのか?というと、紀元前8世紀頃のローマで使われていたとされるロムルス暦では、1年は10か月で、農業をしない冬の期間には月日を割り振らず、1年は3月から始まっていたようです。
その後、ローマ王ヌマ・ポンピリウスが新たに制定したとされるヌマ暦で、冬の期間にも、現在の1月と2月にあたる2つの月が追加され、1年は12か月になったそうです。
ヌマ暦では1年の日数が355日だったため、閏月を入れることで、季節と暦がずれないように調整をしていたそうですが、責任者の怠慢や意図的な操作で閏月が正しく挿入されず、カエサルの時代には、暦が季節に比べて2ヶ月以上も進んでいたことから、暦の改革が行われたそうです。
英語の月の名前に使われているラテン語の数には歴史あり!でした。
しかし、残念ながら、このあとも歴史は繰り返され💦、西暦325年に行われたニケーア公会議で、春分の日が3月21日に固定され、天文学で決められる春分とは違っていたことから、16世紀に再び、暦と季節に10日ほどズレが生じてしまったようです。
そして、1582年にローマ法王グレゴリウス13世によって、ユリウス暦からグレゴリオ暦への改暦が行われ、1582年10月4日(ユリウス暦) の翌日が 1582年10月15日(グレゴリオ暦) になったそうです。
時間は経っても、時間を失うなんて、前代未聞ですよね😅
ちなみに、日本では、1872年(明治時代) にグレゴリオ暦への改暦が行われ、1872年12月2日(太陰暦) の翌日が 1873年1月1日(グレゴリオ暦) になったそうなので、西洋よりも長い時間が失われています👀💥
それが、私たちがいま使っている暦です。
この記事が参加している募集
いただいたサポートは皆さまに届く記事として還元してまいります❣