教採の合格の大きな第一歩は願書戦略です。願書戦略は,その後の合格戦略の出発点,そして,大きな転換点になります!【どんな手段を用いても絶対に教採に合格したい人のためのエンジェル河野の教採合格秘訣教室】連載シリーズ(2024年3月23日版)

そろそろ,教員採用試験の願書を提出する時期が近づいてきました。

オンラインでの願書提出であっても,紙による願書提出であっても,願書を書くための合格戦略は,とても大切です。

合格のための願書戦略を駆使して,願書を書かないと,それ以降の合格戦略がボロボロになる恐れもあります。

学歴・経歴・職歴が,王道を歩んできたメインストリームの方は,自己アピールや志望動機などに戦略を集中させることができますが,ユニークな経歴・複雑な経歴な方の場合は,履歴部分を含めて,願書そのものの書き方に大きな工夫をすることが,合格のためには必要です。

先日,春分の日(3月20日)に,【複雑な経歴での受験のための専用講座】を開講しましたが,そこでは,4時間をかけて,以下のような戦略的な学びをしていきました。

願書は,事実だけを記述するものではありません。

もちろん,ウソを書いてはいけませんが,履歴の部分(学歴・職歴等)でさえ,書き方の工夫は存在します。

合格しやすい書き方,そして,合格しにくい書き方というものが存在します。

同じ学歴,同じ職歴でも,どのように記述すれば,好印象で,合格に近づくのかの記述戦略があります。

そして,その記述戦略は,受験者一人一人のユニークな経歴,複雑な経歴によって,変わってきます。

受験者一人一人に個別最適な記述戦略を駆使する必要があります。

また,メインストリームで,王道の経歴を歩んできた人も,出願時に,自己アピール書やエントリーシート,志望動機欄などへの記述がある場合には,徹底した願書戦略が必要です。

とりあえず,書いて出せばいいというものではありません。

特に,自己アピールやその他の記述欄が,数百文字にものぼるような場合には,個人面接に匹敵するくらいの入念な準備と戦略が必要です。

願書の提出締切日の直前に,急いで書き上げるようなことをすると,それだけで,合格から大きく遠ざかります。

たとえ,王道のメインストリームを歩んできた方であっても,その人に個別最適な願書戦略,自己アピール,志望動機,エントリーシートの記述戦略があります。

願書提出期は,個別の願書戦略のコンサルティングを受けるのが最も合格に近づく方法です。

よく,願書の添削とか,自己アピール書の添削という言葉を聞きますが,「添削」ではダメなのです。

素人が書いたダメダメな文書に,ちょこっと赤ペンを入れるくらいでは話になりません。

何をどう書くのか,どのような合格戦略を立案するのか,なぜその願書,その自己アピール,その志望動機で,採用側の面接官が心を動かすのかを綿密に分析した内容と表現にしなければいけません。

日本の教採受験業界では,未だに「添削」という言葉と手法が用いられていますが,はっきり言って,「添削」には,ほとんど意味はありません。

せいぜい,ボロボロだったものが,ちょっとボロな状態になるくらいの価値しかありません。

酷いときは,添削しない方がよかったという「百害あって一利なし」の添削もあります。

添削よりも,重要なのは,

ライティング

リライティング

です。

受験者一人一人の学歴・職歴・経歴・プロフィール・バックグラウンド・ルックス・雰囲気・年齢・性別・志望学校種・志望教科などを踏まえながら,その人がライバル受験者に勝って合格するための戦略を立案し,それを文章という形にしていく必要があります。

その作業がライティングやリライティングです。

ライティングやリライティングは,その本質は,脚本の執筆やスピーチライティングと同じです。

いかにして,読み手・聞き手の心を動かし,自分の望む方向に導くかの戦略的な分析と言語化が必要です。

明日は,「自己アピール文の書き方,都市伝説と迷信からの脱却。科学的なアプローチで面接官の心を動かそう!」と題して,お送りします。

お楽しみに!


河野正夫
レトリカ教採学院


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