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なぜ嫌われるのか、彼には理解が難しい

アスペルガー症候群と診断を受ける人の傾向として、

相手の感情に共感したり、空気を呼んでその場を立ち振る舞うのが不得意というイメージがありますが、
うちの新卒君が会社の中で実際にやってしまった具体的エピソードについて少し触れてみます。

本人は冗談や、もしくはちょっと気の利いたボケのつもりで言っていても、それが先輩に対してだと失礼になるという感覚が全くわからないようです。

【1】
昼食時にカップラーメンを食べるつもりだった先輩が箸を忘れた時に、「スプーンならありますよ」とおちょくるような発言。

【2】
まだ未熟で月の売上も全然ないのに「一発で一気に売上あがるような仕事こないかなー」と先輩に対して発言。

【3】
営業管理ソフトのシステムがトラブルで使えなかった時、先輩に「このまま直らなかったらノルマやらなくて良いのになー」と発言。

【4】
部署の飲み会で締めに軽く挨拶を求められた際、ほぼ絡みのない大ベテラン先輩を挨拶の中でイジる


などなど。

先輩にそれ言っちゃダメでしょ!!

と、突っ込みたくなる発言がとにかく多いです。

これも見ていて特徴なのかなと思うのですが、

「社員同士の雑談や、先輩が電話でお客さんとやり取りしている話なんかをなんとなく聞いてるうちに勝手に覚える」という学習も普通なら少しずつ出来ていくのではないかと思うのですが、新卒君は自分に向けられていない話はその場にいても全く聞こえていません。

普段はそんな感じで全く響かないのに、自分が好きな鉄道の話になっている時に関してはすごい熱量で話します。


彼の本質は変わらないわけですし、なんなら本人がそこに躓きを感じていないので(日々孤立はしてるがおそらく解ってない)次の手がない状態。

どうして良いのか、全くわからない状態で副部長も少しずつ仕事を教えている現状です。


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