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救世主、副部長現る!!

実は今年度、
過去の新入社員に対し、丁寧に仕事を教えて来なかった故に基本的な事を理解しないまま独り立ちさせてしまった失敗を鑑みて、今回は少し時間をかけて育ててみよう!

という基本方針が部署内で立てられていたものの、今年度の人事で我が部署の管理職層が少々ごたついていた為、せっかくのすばらしい目標がイマイチ反映されていないという部分がありました。

会社としてやるべき指導をきちんとせずに彼をこのまま放置しておいて良いのか?
という副部長の提案により、新卒君をとりあえず副部長が預かり面倒を見ながら見極めるという事になりました。

副部長はわりと柔軟な考えが出来る人で、発達障害というものに対しても一般的な平均よりは理解がある人だと思います。

僕も副部長とは仲が良いので、一筋縄ではいかない新卒君の特徴は伝えられる範囲では伝えておきました。

もちろん副部長だって彼が立派な営業マンとして育ってくれると期待しているわけではなく、会社(部署)として出来る限りの指導をした上で、営業は自分には向いていないという事を本人が納得して結論を出してもらうという事と、もう1つは、
このままだとハラスメントを受けていると逆恨みされるリスクもゼロではないので、そこをきれいに取り除くという目的があったわけです。

副部長預かりとなり、基本は副部長と一緒に行動する日々は新卒君にとって、自発的に何かしなくても受け身で良くなったという大きなメリットが生まれました。

何もしなくても1日が終わり、しかも日報に記載出来る副部長同行!!という免罪符も得たのです。

自分の仕事の段取りも副部長が考えてくれて、やる事がなくても助手席に乗っているだけで1日は過ぎてちゃんとお給料も貰える。
(なんなら昼ごはんもおごってもらえる)
彼にとってこんなに楽な事はなかったのでしょう。

12月後半、我が社は社長面談というイベントがあってそこで部署移動希望を伝えたりすることも出来ます。(まあ必ず叶う訳では無いけど想いはトップに伝えられる)
※社長も彼のこれまでの経緯は当然知ってます


新卒君は元々広告営業とは違う部署を希望していたので、ここで移動願いを出してくれるのが副部長の思惑だったのですが彼が社長に言ったのは、

「広告営業で頑張ります!!」

という、誰もが想像もつかないまさかの展開となってしまったのです。

ハラスメントを警戒し、優しく「部署移動という道」へ導こうとした事が逆に彼に居心地の良さを与えてしまったようです。

我々はお別れ一択だったのに!!
営業は絶対向いてないのに!!
なんなら副部長もかなり参ってるのに!!

2022年の終わり

客観的に自分を見ることが出来ず、適材適所というものを完全に選択ミスした若者

2023年も営業続投というミスジャッジをしてしまったわけです。

さあ、これは大変だ。

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