工場・ガレージ片付け ノウハウ 有料級
お父様が使っていた工場、お祖父様が使っていた工場が放置状態だという反応を数件いただきました。
私と同じく、親族が残した工場の片付けに関心がある方に向けて経験をノウハウとして記しておきます。
私の工場片付けノウハウを提供いたしますね。
計画1-1:捨てて良いモノと、捨てない方が良いモノ、についてを関係者に簡単に確認します。
(この段階では、捨てないものリストが多めになります。捨てないものリストが多くなることを理解してあげましょう。計画2で捨てるものリストの作り直しをします。優しい言葉と優しい気持ちが必要です。)
計画1-2:分類置き場の確保計画を立てます。
工場内に空きスペースを作って、立体的に物が置けるようにしたいので、使えるものがあるか確認します。
具体的には机を使ったり、棚を使ったり、ケースを使います。
計画1-3:片付けをする理由・モチベーションの確認
私の場合は、「父が残した工場が母のストレス・負の遺産となっている状況の解決」というのがモチベーションでした。
計画1-4、誰がいつ作業するのかをイメージしてみる。
重い物を運ぶこともあるでしょう。細々としたものをケースに入れていく作業もあります。私の場合は一人が基本で、独りで出来ない事があれば協力者を呼ぶと言ったやり方でした。
実行1-1:リストを参考にテープ貼り
・捨てる物に黒色のガムテープを貼る。
・捨てない物に白色のガムテープを貼る。
・判断がつかないものは黄色のガムテープを張る。(捨てない物扱いです)
実行1-2:分類置き場の確保計画に沿って空きスペースを作ります。
・捨てるものを置くスペースを作ります。
スペースの確保ができたら捨てるものを集めてきて置いていきましょう。
・捨てない物を置くスペースを作ります。
机や棚やケースを使って丁寧に立体的に置いていきます。
実行1-3:関係者に品分けした現場を見に来てもらいます。
・作業を肯定してもらうために、自分が片付けているモチベーションを聞いてもらいましょう。
計画2-1:不用品の処分方法を検討
・行政の粗大ゴミ回収
・町で収集するゴミ
・鉄くずを回収する業者
・どんなゴミでも軽トラ乗せ放題と言っている業者
計画2-2:ゴミが片付いたら関係者に経過を見てもらう。
関係者にゴミが片付いたのを見てもらう理由は、喜んでもらいたいと言うのは一番にありますが、目的の2つ目として、捨てない物置き場にある物を見てもらうことにあります。
片付いたのを見て心境の変化があります。
「いま捨てたほうが良いのではないか?」と思ってもらうことで一気に捨てる物リストが増えます。
・捨てない物は工場から運び出して自宅に持ち帰ることを検討してもらいましょう。
実行2-1:行政の粗大ごみと町で収集するゴミの日にコツコツと処分していく
自宅と片付け対象の工場が近ければこの方法で良いのですが、遠いのであれば「ゴミ乗せ放題」を使うことになります。
実行2-2:関係者に状況報告と捨てないものリストを再度見てもらいましょう。
・捨てる物リストが増えたので、引き続き不用品処分を行います。
この無駄と思える工程を想定しておくのが肝心です。
余談:次の利用者
私は工場を片付けた権利で自由に元工場をガレージとして使う権利を交渉して承諾を得ました。
工場を壊して更地にするまでの期間、どの程度メンテナンスするかは利用者がいるかどうかで違ってきます。
私の場合は、車を整備したり、オートバイを整備したり、家具の修理をしたりと一通りガレージでの作業を体験した後、更地にする準備として、解体業者に見積もりを取りました。ついでに、不動産業者にも声をかけて賃貸物件としての可能性を聞きました。
すると、
不動産屋に「賃貸物件として需要があるから募集を任せてほしい」と言われて嬉しかったです。テナントさんもすぐに決まって予定外に大家さんになりました。
いま、家賃のお金は解体費用に当てるために貯めています。
計画では3年間で解体費用に達するので、欲を出して10年間稼いでもらうつもりで外装塗装やシャッターの入れ替えなども行っています。
更に、一棟まるごと賃貸にせずに二階部分を私のガレージとして残しています。(捨てられなかった物も二階に運びました)
この二階のスペースは私が工場を再生させたご褒美として、「ビールを美味しく飲むためだけのスペース」として贅沢に維持しています。
これを見た不動産屋が「工場片付けビジネスが出来そうですね」と言っていました。工場片付けビジネスかぁ。需要あるのかな。
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