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#250 最近読んだ本&生存報告 240703

 一日の三分のニ以上を睡眠に費やした翌日、弁護士事務所へ出向き、弁護士氏と4時間ほど打ち合わせを行い、その翌日にはまた、一日の三分のニ以上を睡眠に費やした。未だ眠気が抜けきらないが、何とか動けているのが本日たった今、ということになる。

 それでも、ベッドで横になりスマホのKindleアプリで本を読む。読んでいるうちに寝落ちする。これを繰り返しているので、読書だけは捗っている。それ以外は掃除洗濯入浴その他諸々、ほとんど何もできてはいないのだが。

 先日読んだ森永卓郎氏の『ザイム真理教』関連書ということで拝読したが、こちらも大変興味深い内容だった。

 世界のどこかで核兵器が使われた場合等、各国が自国の食糧を確保するために輸出を制限する事態になったとき、食糧自給率のきわめて低い日本は飢えることになる。平時は輸入した食糧を余らせてすらいる我が国は、グルメの国としても世界に名を馳せつつあるが、その足元は輸入食材だらけの砂上の楼閣、いざ有事となれば食べるものが無くなるという。

 とりわけ、食糧自給率の低い大都市、東京と大阪が最初に食糧不足に陥る。農家は自分たちの分を確保することを優先するため、容易には売れなくなる。そのような事態は、先の大戦時にもあった光景ということだ。

 こうなれば、対談本の元となったネタのもう一冊、『世界で最初に飢えるのは日本 食の安全保障をどう守るか』の方も読まざるを得まい。なるほどこれは、日本ヤバイとしか言いようがない。

 思えば、ロシアとウクライナ、双方が(悲しくも)未だ戦争を継続できているのは、どちらも小麦の一大産地で食糧があるからだとも言える。つまり、農業というのは安全保障のために維持しなければならないもので、日本はそれができていない。

 防衛費を増額しても、食糧が自給できないなら継戦能力は無い。兵器の質と自衛隊の練度は高いかもしれないが、実は食うに事欠くという歪な状況という残念な話である。故に、読む価値のある本だと思う。

 趣向を変えて、もっとわたしの個人的な興味関心の核心(消費主義と代償的消費行動)を探す本も読みたい。ということで、いま読んでいる途中ではあるがこの『ドーパミン中毒』は相当面白い。この手の本もあと数冊は読んでおきたい。

 というわけで、まだまだ生きています。というご報告でした。

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