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#209 希死念慮が突然やってきたので朝マックで撃退する話。

 人生それぞれ、うつ病もそれぞれ。わたしは「しにたい…しにたい…」という思考に頭が支配される状態には、そうそうならない。それほど自責思考ではないし、自己肯定感も低くない。

 そもそも、療養のために休職をして、できる限りの平穏な日々を過ごしているのだから尚更だ。

 しかし今朝は危なかった。中途覚醒と夜間頻尿を繰り返す中で、夢か現か区別のつかない思考が「いまなら勇気を出せます。この3階の部屋から飛び降りて、当たりどころが悪ければ死ぬゲームをしましょう」と、言い出した。

 もちろんそのまま寝て、起きた訳だが気分は最悪。眠れた実感もない。ただの悪夢だと言い切れるほど、はっきりと夢の世界で起きた思考だとも思えない。胸糞が悪い。

 これは朝マックだな、と思った。こういう日は遠慮なくUber Eatsに頼って、朝マックをどっさり届けてもらう。今日は、チキンタツタとベーコンポテトパイとエッグマックマフィンの3点にした。美味しいものでお腹がいっぱいになれば、大抵のことは忘れる。

 ところで、こういう時に食べる「美味しいもの」というのは、ジャンクフードの方がいい。分かりやすく中毒性のある味で、幸福感が速やかに全身へ行き渡る。さて、二度寝と参ろうか。今度はぐっすり眠れるだろう。

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