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なぜひとり美容室が増加するのか?そして我々がやるべきこととは?

全国に美容室は約25万件あります。
そして美容室で働いている人数は約53万人。

ということは、

53万人 ÷ 25万件 = 2.1人

平均では、1店舗あたり2人しかいないことになりますね。

自社の直営店舗では、ありがたいことに多くの社員が活躍してくれています。しかし、それは当たり前のことではないのだなと感じています。

レボルOBでも、一般のサロンでも、独立後にひとりや夫婦でサロンをやっている人の方が圧倒的に多いと思います。

これからもこの状況は続くと考えています。

”今後も”ひとり美容室が増加する3つの理由

1店舗あたり、平均2人の美容室。今後もこの傾向は変わらないばかりか、より顕著になると言えるでしょう。

そう考える理由を3つお伝えします。

(1)応募がない

上記の数字でもわかる通り、求職者の数より求人数の方が多い状況です。
新卒であれば、ひとりに対して40-50件の求人がある状態。

当然、採用競争が過熱していますし、今後はさらに競争が激しくなるでしょう。

美容学校の理事や講師をやっているオーナーの店舗ですら採用できずにいます。個人店が通常募集で採用するのは非常に難しい状況。

店長やリクルーターの経験があれば体感的にそれがわかりますが、独立するまで知らない人も多いのです。

(2)集客ができない

独立したが売上がつくれず、その結果人を雇えないということも多いです。

美容室はオープン1年以内で約50%が閉店しているという調査もあります。売上アップ、特に集客が非常に難しくなっている状況です。

オープンすればなんとかなるというのは20年以上前の話で、もうその時代は終わりました。

今は、明確なターゲット設定と、サロンの「売り」をアピールできなければお客様に来てもらうことはできません。

美容師力だけではなく、広告やマーケティング力が必須になっています。

(3)覚悟ができない

売上の高い人が独立しますので、例えば100万円を売りあげるだけの美容師力はあります。

しかしその売上は、多くのアシスタントのおかげだったとも言えるのです。

まずひとりで売上50万〜80万くらいは、がんばってやれたとします。
経費や税金を除いて自分の取り分は20〜40万くらいでしょうか。

その20〜40万円から、自分の収入を減らしてでも求人広告を出せるか、スタッフを雇えるかという覚悟が問われます。


独立前と同じ売上をつくるためには、

”自分のお金”を、
”自分の意思”で、

給与としてアシスタントに払います。

当たり前のことなのですが、これがなかなかできません。
借金もある状態で、毎月の固定費を増やすことは本当に怖いことなんです。


そして、社員を雇用すると責任も生まれます。

練習を見たり
フォローしたり
トラブルが出たり
、、、一人の方が気楽とも言えますよね。

結果として、もう一人でいいや、となる人も多くいます。

つまり、これらの理由で、ひとり美容室はこれからも絶対に増えます。

今後向かうべき方向

そこで、美容室経営者は今後何をしていくべきなのか

自社の経営システムはチームで売上をあげる仕組みです。


お客様の中には

・ひとりの美容師とマンツーマンの方が良い

という人もいるとは思います。


しかし基本的には

ひとりでできるサービスより、

チームでできるサービスの方が大きい

と断言できます。


なぜなら、

・接客、サービスにおいても
・社員の技術力向上においても
・商品揃えやキャンペーンにおいても
・居心地や店内環境においても
・滞在時間や、予約のとりやすさにおいても

チームワークで運営する直営の美容室の方がよいと思う人の方が多いはずだからです。


だからチーム力を高めて、顧客満足を高めていかなければいけません。
ひとりサロンと同レベルではまずいと考えます。


チーム力を高めるために不可欠な3つの要素は、

①共通の目的と目標
②役割分担
③コミュニケーション

①〜③を定期的に見直し、チーム力を高める創意工夫が必要なのです。

チーム力を強化し、強みを磨いて
現在の厳しい状況下においても良い波に乗っていかなくてはいけないと思っています。

今回も最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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