「あなたから買いたい」と思われるには

自社では現在、直営サロンのホームページリニューアルに向けて制作を依頼する業者の選定を行っています。

担当してもらっているスタッフはまだ入社半年も経たないのですが、懸命に動いてくれています。

サイトリニューアルの目的は

・新規集客
・すべての情報の受け皿（チラシ、SNS、看板など）になること

デザインを一新することで、イメージUPにもつながり、社員も使いやすいホームページをつくりたいと考えました。

調査によると、インターネットの利用状況は
40代で98.3％
50代で97.7％
60代で90.5％
70代で74.2％
80代で57.5％
です。

引用：総務省「令和元年通信利用動向調査」

このグラフから60代以上の高齢者のインターネット利用が急増していることがわかります。

お金をかけてホームページをリニューアルすることは、WEB集客への取り組みを本格的に進めるためでもあります。

そこで今回は、業者選定する側で感じたお客様はどのように営業マンを・会社を・店舗を選んでいるのかということについて書いていきます。

相手を選ぶ基準

ホームページ作成にあたっては、当然複数社を候補として出し、さらに外部のアドバイスももらっています。

担当スタッフが時間と労力をかけて候補を絞り込み、業者を評価した表がこちらです。（自社スタッフ作成一覧表より抜粋）

評価項目を一部書き出すと

・提案金額への印象
・提案スケジュールの印象
・デザイン性
・集客の知見
・計画性、進行力
・業界、事業の見解

・担当者の人間的な相性が合うか
・専門用語ばかりでなく、わかりやすい説明だったか
・個別の提案書を作成しているか
・商談の中でヒアリングだけでなく、逆提案はあったか
・見積書、提案書提出の期日は守られたか

もしかしたら、ドキッとする方もいるかもしれませんね。

当社は美容室経営もしていますので、これは美容師にも言えることですが、お客様から選ばれているという意識を持つことが重要です。

なぜ、あなたでなければいけないのか？

飲食店でも、販売店でも、営業でも、美容師でも、この質問に対して答えを考えてみてください。

「お客様は、
商品を買わない選択ができます
他の人から買う選択もあります
なぜ、あなたから買わなければいけないのですか？」

社内のサポート業務の方も同様に。

「（上司・同僚）は
仕事を自分でやる選択ができます
他の人に依頼する選択もあります
なぜ、あなたに仕事を依頼しなければいけないのですか？」

これについては、自分自身でも答えを考えることも必要ですが、
同じ職場の方と面談やミーティング内で確認することも重要と考えています。
ぜひ話し合ってみてください。

答えが正しい間違っている、良い悪いとかではありませんが、はっきりと答えられたらすばらしいなと思います。

お客様から、同じ職場の方から選ばれる理由がはっきりしているという事ですから。

選ばれる人になる方法

ＨＰ制作会社の件を担当スタッフと話し合って、最終的に評価点の最も高い企業に制作を依頼することにしました。

話し合う中で、結局出た答えは、

・こちら（顧客）のことを、誰よりも真剣に考えてくれている

これが決め手になっています。
顧客への姿勢を見て、聞いて、感じて「信頼」した相手でした。

AIではなく人間が選ぶので、感覚的に感じる信頼感がベース。
感じたのは、AIの時代でもコミュニケーション能力が何より大切な必須スキルだということ。

どの業界でも、目の前の相手に全力でぶつかり、信頼を得ることで選ばれる人になれるのだと思います。

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