見出し画像

30歳で取締役になったプロダクトマネージャーの次のチャレンジ

こんにちは!
ベンチプレス100kgとゴルフ100切りが今年の目標の浦川です!

そんな私も30歳になり節目の年を迎えたので、これまでのキャリアの振り返りとこれからのチャレンジについてお話していこうと思います。

「①大学生編」、「②エンジニア編」、「③プロダクトマネージャー編」の3編構成でお送りします。どのようなことをしてきたのかを振り返りつつ、「あのときこうすればよかった!」ということもお話しますので、同じようなキャリアを目指している方の参考になればと思います。

また、タイトルにもある通り、2024年4月24日付けで株式会社KabuK Styleの取締役に就任いたしましたので、当社が運営する旅のサブスクHafH (ハフ)について最後に紹介させてください。


はじめに

私のキャリアは、Web系スタートアップのエンジニアインターンとして始まりました。大学3年生のときです。大学でプログラミングを学んでいたとはいえ、自分の書いたコードが実際に世の中の人に使われるという経験は初めてでした。

私はすぐにプログラミングやスタートアップの世界に魅了され、そのときに読んだ『フェイスブック 若き天才の野望』はその後の私のキャリアに強く影響を与えています。

そして私は、「社会のインフラとなるような、圧倒的に便利なサービスをつくる!」というミッションを掲げ、このようなキャリアプランを考えました。

  • 20代前半はエンジニアとして実力をつけ

  • 20代後半はマネージャーとして組織について学び

  • 30歳前後で経営に携わり

  • 30代で起業する

当時はプロダクトマネージャーという職種など知らず、解像度の低い、いかにも若くて勢いだけの大学生という感じで恥ずかしいですが、概ねこのプラン通りに進んでいて自分でもビックリです。

さて、前置きはこのくらいにして、これまでのキャリアを振り返っていこうと思います。

①大学生編

東京工業大学の情報工学科でコンピュータサイエンスや機械学習を専攻していました。最初に学んだプログラミング言語はCだったのですが、これが全然面白くなく、なんでこの学科に進んだんだろうと若干の後悔もあったように思います。しかし3年生になるとJavaの講義が始まり、グループワークで実際にWebサービスを作ってみるという課題が出て、Web開発というものを初めて経験しました。これがかなり面白く、もっとWebサービスの開発をしてみたい!と思い、冒頭のインターンが始まりました。

このインターンではWebキュレーションメディアの開発にアサインされ、UIの変更やライター向けのエディタの改善などを開発しました。Railsを使い始めたのもこのときからです。

当時のことで鮮明に覚えているのは、記事をもっと見てもらえるように、記事をユーザーごとにレコメンドしましょう、パーソナライズしましょうというのを事業責任者に提案したんですね。「いいね、やろう!」という返事を期待していたのですが、「それをやることで売上はどのくらい上がるの?」でした。「売上なにそれ美味しいの?」という状態になり、何も言えずに「ですよね、、」と言ってすぐに諦めてしまいました。

これにより私の視点は大きく変わり、ただ良さそうなものを作るだけではダメで、ビジネスにどのようなインパクトがあるのか、ということを意識するようになりました。アウトプットではなくアウトカムを意識するようになったということですね。

このあと私は大学4年生になり、機械学習やレコメンドの研究を始めたり、友人とサービスを作ってみたり、Google六本木オフィスでスーパー社会人の方々と一緒にサービスを開発したりするのですが、長くなるのでまたの機会に。

そのまま東工大の大学院に進学しましたが、すぐに休学をしてフリーランスを始めました。そして、知人に紹介していただいた会社で業務委託をすることになり、その2ヶ月後、その会社に正社員として入社することになりました。つづきはエンジニア編へ。

💡あのときこうすればよかった!
・デザインパターンなどソフトウェア開発の体系的知識を学んでおけばよかった
・統計の講義もっとまじめに出ておけばよかった
・機械学習についてもっと深く研究しておけばよかった
・メガベンチャーでインターンすればよかった


愛犬のもちまる

②エンジニア編

大学院休学中に株式会社primeNumberで業務委託を始め、そのまま3人目の正社員として入社しました。

ここでは、広告KPIダッシュボードやデータ収集基盤 (APIや計測SDK) の開発、広告のインプレッション数予測に用いる機械学習モデルの構築など、これまでしてこなかった様々な経験をさせていただきました。

特にデータ収集基盤の開発では、それを一人で実装しきった方がメンターとして私に指導していただいたおかげで、エンジニアとしてかなり成長できました。APIはGoで実装していたのですが、いかにメモリ効率の高いプログラムを書くか、AWSでどのようなサーバー構成にするかなど、挙げたら切りがないくらい様々なことを学び、毎日成長を実感できました。

また、定期的に実施していた開発合宿では、普段の業務では使わない技術を試すことができ、エンジニアリングに理解のある会社だなと改めて思いました。IoT (オフィス入口にカメラ置いて顔認証してSlack通知) で遊んだり、ブロックチェーン (勤怠管理) を試したり、かなり楽しかった!

ただ、2年ほど働いてきた中で、ふと「自分がやりたいことってなんだっけ?」と思うようになりました。「社会のインフラとなるような、圧倒的に便利なサービスをつくる!」んじゃなかったの?と。当時はBtoBの側面が強く、誰のために開発をしているのかよく分からなくなっていたんですね。もちろんクライアント企業様とそのお客様のため、と思うようにはしていたのですが、やはり相手が見えないことで達成感を感じることができなくなってきました。社会のインフラとなるようなサービスを作るなら、やはりBtoCでたくさんのユーザーが使ってくれるサービスを作りたいなと思うようになり、転職活動を始めました。

そこで見つけたのが今も勤めている会社、KabuK Style (カブクスタイル) です。たまたまFacebookのフィードにMakuakeのクラウドファンディングのページが流れてきたのがきっかけでした。

「世界中を旅しながら働く」というサービスコンセプトと、「多様な価値観を多様なまま許容できる社会のインフラを創造する」というミッションに強く共感し、すぐに採用ページを探し、Wantedlyから応募しました。そして代表のKJと会って話すことになり、HafH (ハフ) を通じて実現したい社会について聞く中で、彼のビジョナリーな視座とロジカルな思考に触れ、彼と一緒に働きたいと思い入社を決めました。つづきはプロダクトマネージャー編へ。

私がprimeNumberを退職する少し前に、分析基盤の総合支援ツールtrocco®のプロトタイプの開発が始まりました。今では多くの企業に使われているサービスになっているようで、嬉しく思います。そして資金調達おめでとうございます!!

💡あのときこうすればよかった!
・GoでなにかOSSを作ってみればよかった
・エンジニアの勉強会などにもっと参加すればよかった
・機械学習エンジニアリングについてもっと勉強すればよかった

③プロダクトマネージャー編

KabuK Styleにジョインして最初にやったことは、HafHをゼロから開発し、ローンチすることでした。HafHのコードは1行もかかれておらず、本当にゼロからの開発でした。旅行業界のドメイン知識もなく、決済なども扱ったことがないという状態で、なぜかローンチ日はすでに決まっており、文字通り死物狂いで開発しました。そして無事にリリースすることができ、登録者数も右肩上がりに増えていきました。とても充実し刺激的で、達成感に満ち溢れた毎日でした。

そんな中、生意気な若者(当時25歳)のユーキ君は、なんと社長であるKJに、「開発の意思決定遅いんじゃ!」とトンデモ発言をしてしまいます。。さらに元GREE執行役員の澤さんをメンターにしてくれという無茶な依頼付きで。。

しかし器の大きいKJはすぐに許可をしてくれ、晴れて私はエンジニアからプロダクトマネージャーへキャリアチェンジをしたのでした。(ここで書いているPMとはプロジェクトマネージャーのことですね。時代を感じます。)

プロダクトマネージャーとなった私は、様々なプロジェクトをリードしてきましたが、その中でも私が大きく成長するキッカケとなったプロジェクトが1つあります。それはJALさんとのシステム連携です。これによりHafHでJALのフライトを予約することができるようになったのですが、ステークホルダーが多く、ドメイン知識のない航空業界ということもあり、正直かなり大変でした。当初設定していたリリース日を延期することになり、TV放送なども予定していたため、かなり多くのステークホルダーにご迷惑をかけてしまいました。あのときは本当に生きた心地がしなかったですね。このプロジェクトで学んだことは、ステークホルダーとの期待値調整と、早い段階でのクリティカルパスの特定です。プロジェクト初期は、わからないことはわからないまま進めることも大事ですが、それら不確実性の高い事柄の依存関係を早い段階で整理しておかないと、プロジェクト中盤から終盤にかけて雪だるま式に大きくなり、取り返しのつかないことになってしまいます。本当にスキル不足を痛感しました。。

この他にも、会計システムの構築であったり、プライシングのアルゴリズム開発であったり、より財務を意識しないといけないプロジェクトを担当することで、プロダクトマネージャーとしての幅が広がったなと思います。

そしてKabuK Styleで働き始めて5年、取締役に就任することになりました。
ここで、21歳のときに立てたキャリアプランを再掲。

・20代前半はエンジニアとして実力をつけ
・20代後半はマネージャーとして組織について学び
・30歳前後で経営に携わり
・30代で起業する

30歳前後で経営に携わるというマイルストーン達成です!
これからは取締役としてより経営レイヤーの視座を持ちつつ、プロダクトマネージャーとしてユーザーに向き合い、HafHを、そしてKabuK Styleを大きく成長させていきます!

おわりに

そんなHafHですが、2024年4月30日をもって、新規会員登録を一旦停止することとなりました。大型アップデートやプロダクト改修に集中し、"HafH 2nd STAGE"へと進むためです。

現在、初月料金が半額の4,900円になるキャンペーンを実施中です。会員登録がまだの方はぜひこの機会に登録お願いします!

登録はこちらから。招待リンクになっていますので、こちらから登録すると100コイン (3300円相当) を獲得できます。お得に旅行、はじめてみませんか?

それでは、これからの"HafH 2nd STAGE"にご期待ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。


この記事が参加している募集

スキしてみて

入社エントリ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?