仮想空間ってなんだろう?三鷹市立第三小学校5年生のみなさんと考えるファッションショー
こんにちは!REV WORLDS編集担当です。今回は去年の11月から取り組んできました三鷹市立第三小学校5年生のみなさんと作る「REV WORLDSファッションショー」企画の取組をご紹介させていただきます。
仮想空間ってなんだろう?
この企画は、仮想空間上でコミュニケーションのきっかけにもなるアバターのファッションを生徒たちが考えることで、テクノロジーと人間の共創する社会の在り方を問うきっかけにしてもらうことがテーマとなっています。
「何でもできる」「何者にもなれる」VRの世界で、本当に何でもありなのか。自分が大切にしたいことは何か。約半年間をかけワークショップやファッションショーを通じ、思考、体験をしてもらいました。
小学5年生の「総合的な学習」の授業を使い、メタバースとは何か?VRで何ができるのだろうか?今後どのような世界になっていくのか皆で考えました。
まず最初に学んだのは「仮想空間ってなんだろう?」REV WORLDSを立ち上げた仲田朝彦より生徒や保護者のみなさんに講義をさせて頂きました。
講義後、「仮想空間」「VR」「アバター」などの言葉から感じる感情を紙に書きだしグループで発表。その後、グループワークで発表された様々なワーディングを元に、チームでイメージアートを作成しました。様々な素材や色を使い、1つの作品を作り上げました。
イメージアートからアバターファッションに落とし込むまで
私たちのチーム以外にも、ファッションショーを企画、運営する大学生団体であるケイオウファッションクリエイターの学生さんにもご協力頂き、授業を実施しました。
「ファッションは自由であっていい」「VRの中ではもっといろんなファッションの幅を広げられる」との講義を聞き、生徒たちも自由な発想やアイディアがどんどん湧き出てきていました。
講義後、抽象画をみて、ファッションに落とし込む授業が行われました。1つの題材の絵の印象をグループで話し、感じる感情を言葉として書き起こし。そのワーディングから実際に、どのようなデザインに落とし込めば、その言葉を表すことができるか。試行錯誤しながら小学生たちはデザインに落とし込みをしていきました。
正直、大人でもとても難しい課題ではありましたが、子供だちの柔軟な感性はとどまることなく、次々にアイディアが沸き上がります!筆者自身もこの授業に参加させて頂きましたが、こどもたちの柔らかい発想に驚きの連続でした。
最後はクラスでグループ発表。自分たちのグループはなぜこのデザインになたのか、生徒みなで考え、共有しました。
ファッションショーコンテスト
いよいよ最後の大詰め。過去の授業をうけ、生徒たちが考えるアバターウェアをコンセプトとともに発表してくれました。
審査員にはファッションデザイナーや、バイヤー、ゲームデザイナーなど様々な分野で活躍する方々に依頼。生徒たちのコンセプトや思いが、どのようにファッションウェアにいかされているか、またVR空間に落とし込みをしたとき映える作品であるかを基準に選考され、上位グループの6体と、任意で参加した個人上位3名の合わせて9体のウェアが選ばれました。
3月22日(火)よりファッションショーが開催
選ばれた9体のウェアは3DCG化され、アバターモデルが着用し、仮想伊勢丹新宿店前に設置されたランウェイを歩きます!
3月22日(火)~4月19日(火)まで各日12:00~、17:00~、21:00~の計3回アバターモデルたちが歩きます。ぜひREV WORLDSをダウンロードして、生徒たちの思いのつまったアバターファッションを観客として見届けていただけますと嬉しいです!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?