カンボジアのカジノ強制詐欺労働1000人救出❗️
カンボジアで強制労働詐欺のベトナム人千人を救出、9月だけで400人
2022/09/26
2022年初からこれまでにカンボジアから救出されたベトナム人は1000人以上を数える。このうち9月1日~21日の3週間に救出された数は約400人。外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官が22日の記者会見で明らかにした。
救出されたベトナム人らは、「高級で簡単な仕事」と紹介されてカンボジアに渡った後、犯罪組織に売り飛ばされ人身売買の被害者となった。
ベトナム人らは、いかさま賭博グループでの不法就労を強制され、ベトナム人をターゲットとしたオンライン賭博や詐欺などの犯罪行為への加担を強いられた。
カンボジア当局も摘発へ力
カンボジア当局は9月に入ってから、外国人に不法就労を強要する違法カジノに対する取り締まりを強化している。
カンボジアのソー・ケン副首相が19日に語ったところによると、同国当局は直近1か月で人身売買に関する告発や救助依頼を計289件受け付けており、このうち95%で実際に人身売買の被害が確認され、特にシアヌークビルに集中しているという。
タイニン省:カンボジアで不法就労のベトナム人が続々帰国
2022/09/21
カンボジア・スヴァイリエン州バヴェット市のバヴェット国際国境検問所の向かいにある東南部地方タイニン省ベンカウ郡(huyen Ben Cau)のモクバイ国際国境検問所ではここ数日間、カンボジアから帰国する多くのベトナム人を受け入れている。
モクバイ国際国境検問所を通過する人数は1日約2800~3200人に急増しており、多くが「高給で簡単な仕事」を紹介されてカンボジアに渡り、カジノを装ったいかさま賭博グループで不法就労していた人々だ。
19日だけでも午後3時の時点で、約100人が入国するための十分かつ合法的な書類を提示できなかった。国境警備隊は警察と協力し、帰国者の身元確認を急ぐと共に、入国待機中の宿泊施設と食料を提供している。
この背景には、カンボジア当局が不法就労の外国人を採用する「カジノ」に対する取り締まりを強化していることがある。
これに関連し、17日午後にはカンボジアとベトナムの国境から約500m離れたカジノで働かされていた60人のベトナム人がカジノから集団脱走した。56人は脱走に成功し、バヴェット国際国境検問所に到着したが、残る4人は途中で身柄を拘束された。
カンボジア警察はこれまでに、逃走中に捕まった4人を含め、問題のカジノで働かされていた15人のベトナム人を救出した。両国当局は71人の身元確認を進めており、完了し次第帰国を手配する。
泳いで詐欺世界から逃れる
9時過ぎ、川の向こう側にある7階建てのカジノから叫び声が聞こえた。センさんとフンさんが声のほうに目をやると、数十人の人々が棒のようなものを持った警備員らに追われながら必死に逃げ、次々と川に飛び込む様子が目に入ってきた。2人からの距離は約150m。助けを求める悲鳴が響き渡った。
お茶を放り捨て、2人はいかだの近くに停泊させてあった全長5m余りのボートに駆け寄り、ボートの調子が悪くないことを心の中で祈りながら、ホンダの4.5馬力のエンジンを始動した。
「いつもは5回も7回も試してやっとエンジンがかかるのに、そのときは1回目で成功したんです」とフンさんは語る。
エンジンのかかったボートが川の真ん中までたどり着いたとき、逃げた人々は水に流されていた。センさんは泳げない人を優先して手を差し伸べ、ボートに引き上げた。
ボートは3人乗せるともういっぱいだったが、川にはまだたくさんの人々が残されている。そこでセンさんとフンさんは、川の中にいる数人をボートにつかまらせ、ボートで引っ張ってベトナム側の岸に連れて行った。
人身売買の手口解明
16歳未満の人身売買容疑で起訴されたのは、これに先立つ6月に東北部地方クアンニン省警察によって麻薬密輸容疑で逮捕されたグエン・バン・アイン容疑者(男・45歳、ハイフォン市ホンバン区在住)。
容疑者は2022年初めに、息子の友人である少年3人と少女1人の計4人を「養子縁組」し、「高給で簡単な仕事」を紹介すると誘った。それを信じた4人は家族に知られないよう3月30日に容疑者と一緒にハイフォン市を出発し、東南部地方タイニン省に移動した。
4人は人身売買ルートの手配によりカンボジアに不法入国し、カンダール州にあるカジノ「Yong Yuan」に売られた。その後、4人のうち3人は近くにある別のカジノ「Golden Phoenix」に移された。
4人によると、カジノでは軟禁されながらベトナム国内のベトナム人をターゲットとしたアプリによる違法高利貸しの「コンサルティング」などをしていたという。日給は20USD(約2760円)だが、ノルマを達成できなかったり遅刻したりすると、高額な罰金が科せられたという。
さらに、ベトナムに帰国したいと告げるとカジノのマネージャーは家族に身代金を要求した。少年少女の父親らは4月下旬にカンボジアに渡り、1人につき2400~5000USD(約33万~69万円)を支払い、4人を救出した。
4つの人身売買ルートは複数の省・市で活動しており、アンザン省警察はこのうち1つのルートのメンバーであるグエン・ティ・レ容疑者(女・42歳、同省ロンビン町=thi tran Long Binh在住)とレ・バン・ザイン容疑者(男・34歳、同)の2人を不法出国手配容疑で逮捕した。
同事件では、ベトナム人42人が国境付近にあるカジノから脱走。このうち1人が川に流され、1人は途中で身柄を拘束されて逃走に失敗。残る40人(男性35人・女性5人)は川を泳いで渡る際、助けに入った地元住民らの船に救出され、無事に川を渡り切ってベトナムに帰国した。川に流されて行方不明となっていた1人の遺体は後日発見・収容された。カジノには今もベトナム人11人が残されており、両国当局が緊密に連携しつつ、帰国を手配する準備を進めている。
ベトナム人らが事情聴取で語ったところによると、月給700~1000USD(約9万6000~13万7000円)の「高給で簡単な仕事」を紹介されてカンボジアに不法入国し、問題のカジノで働いていたが、給料が支払われない上に、警備員から日常的に暴行を受けていたため、集団脱走を決意したという。
ベトナム人らは、犯罪組織に売り飛ばされるという人身売買被害に遭ったものとみられている。彼らは中国人マネージャーが運営するカジノを装った施設で軟禁されながら、ベトナム国内のベトナム人をターゲットとしたオンライン賭博や詐欺などの犯罪行為の実行を強いられ、家族から身代金が支払われない限り解放されず、働き続けなければならなかった。
アンザン省警察は同事件をめぐり捜査を急いでおり、公安省と公安省傘下の刑事警察局とも協力し、捜査を徹底していく方針を示した。
なお、アンザン省当局は、ベトナム人らが地元に帰るための交通費として1人につき150万VND(約8700円)をそれぞれ渡した。
バンコク駐在記者。ミャンマーのヤンゴンからチン州ミンダットに転戦。ウィルス戦争取材に呼び戻され、世界最前線で戦うためコロナウィルスの突然変異に迫る😂もし、頂上に立てなかったら、日本は中国から千年の隷属国家に貶められます、戦いのすべてはコロナ感染で苦しむ人々のために❗️