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バイクマガジン

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2021年1月の記事一覧

【リーンウィズで速くなる!?《全20回》】その1 リターンライダー、タンデムライダーのために

【リーンウィズで速くなる!?《全20回》】その1 リターンライダー、タンデムライダーのために

最初に教習所で最初に習うリーンウィズは、免許を取ったらもう使わなくてもいい?

「リーンウィズなんてカッコ悪い」

「そんなフォームで速く走れるはずがない」

「自由に乗らせろ」

「ニーグリップなんていらない」

その気持ち、わかります。

僕も若い頃はレースの世界に憧れていたので、「世界最高峰のレーシングライダーのフォーム」こそが最速のフォームだと信じてそれを真似して走っていました。

でも1

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【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その2 正しいフォームって?

【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その2 正しいフォームって?

ライディングフォームの悩みバイクに乗る時、一番正しいフォームってどれでしょうか?

『教習所で教わったリーンウィズ?それともリーンイン?リーンアウト?』

『レーシングライダーが使っているハングオフがやっぱり一番優れている?』

じつはバイクは『どんなフォームでも』許容してくれます。

どれが正しいという事もべつにありません。でも『この時にはこのフォームが適している』というのはあります。ですので、

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【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その3 ライディングポジション

【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その3 ライディングポジション

まずは着座位置からバイクを思い通りに操るためには、ライディングポジションが非常に大切です。

体に余計な力が掛からず、必要な時に、必要な箇所へ、必要な量の入力が出来るようにするためには、まず着座位置を決めることから始めます。

下の写真では、極端な前寄りの位置と、極端な後ろ寄りの位置に座っています。シートに適切に荷重(体重を載せること)するためには、骨盤の角度を垂直にしてその上に背骨を乗せ、さらに

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【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その4 減速のためのブレーキング

【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その4 減速のためのブレーキング

ブレーキングの2つの役割ブレーキングはバイクの操作の中で最も難しく、最も重要なテクニックです。

ブレーキングの役割は主に2つあります。《減速》と《コーナリングのきっかけづくり》です。

減速はコーナー手前でブレーキングすることによって、コーナーをクリアするための適切な速度までスピードを落とすことです。目標とする適切な速度まで思い通りに減速するためには、まずブレーキの持つ制動力を最大限に引き出せる

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【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その5 コーナリングのきっかけとしてのブレーキング

【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その5 コーナリングのきっかけとしてのブレーキング

コーナリングのきっかけを作るブレーキングのもう一つの役割は『コーナリングのきっかけを作る』ことです。

ブレーキをかけるとフロント側に荷重が移って、フロントフォークが縮むためキャスター角(路面に対するフロントフォークの角度)が立ち、バイクが倒し込みやすいバランスに変化します。

ブレーキングの役割は、コーナーに進入するための目標のスピードまで減速することと、このフロント側が沈んだ姿勢を倒し込み直前

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【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その6 ステップ荷重

【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その6 ステップ荷重

ステップ荷重のタイミングコーナーへ進入するためには、倒し込みを始めたいポイントでイン側のステップに荷重を載せていきます。

荷重を載せるタイミングは、ブレーキレバーをリリースする(フロントフォークが伸び上がろうとする)その瞬間です。

荷重は”載せる”ものであり”踏んづける”ような感覚とは本来違うものですが、重量の重いバイクになると結構思い切って踏んづけるぐらいの気持ちでやった方がわかりやすいかも

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【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その7 キモはスロットルワーク

【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その7 キモはスロットルワーク

開け閉めを丁寧にコーナーへの進入ではステップに荷重を載せてバイクを倒し込んでいきますが、目的のバンク角(コーナーの半径や曲がり角、速度によってその都度必要となるバンク角は変わります)に到達したら、今度はスロットルをジワッと開けていきます。

特にスロットルの開け始めは、わずかずつ、かつ優しく開けていくようにしてください。ブレーキングすることにより、チェーンは上側がたるんでいる状態になっているのです

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