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できなかったことができた話。




赤ちゃんの頃から絵本が大好きなわが家の双子くん。(8)

これまでに集めた絵本コレクションは相当な数になっている。

本屋さんで選ぶことがいつものことだったけど、今回は家にいる時に突然欲しい本をリクエストされた。



そんなの普通のことやん!

と思われるかもしれないけれど、私にとってはかなり驚きの出来事だった。



「”ふゆのはな さいた”   くる? ほんやさん!」

かなり強引に、グイグイと手を引いて玄関まで連れて行かれた。




8歳の長男モトは知的障害があるので、5歳ごろまで発語がほぼなかった。

少しずつ単語や短文が出るようになってきているけど、おうむ返しが多くて、今でも会話をすることはとても難しい。


話しかけてくること自体かなりレアなケースなので、言葉で欲求を伝えてきたときは、なるべく叶えてあげたい気持ちになる。



モトの独特の伝え方、、私的に翻訳すると、


「 ふゆのはな さいた という絵本が欲しいから本屋さんに連れて行って欲しい。」



YouTubeの絵本読み聞かせチャンネルで見つけた絵本を、私に欲しいとがんばって伝えてきたのだ!



もうほんと・・。いきなりそんなレベルアップしちゃって・・・。




絵本の表紙もかわいすぎて、即ポチった。



その絵本が今日届いて、朝から幸せそうに持ち歩いて読んでいる。




できないと思っていたらダメだなーとまた改めて思わされた出来事だった。





この絵本は、かなり思い入れのある一冊になった。



内容もちょっぴり泣いてしまうくらい、かわいくて優しいお話だったのでオススメ。



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