赤星りき【ミルクココアプリンアラモード】

1997, hiroshima, P 墨田区京島在住、近所の銭湯と新宿2丁目バーの…

赤星りき【ミルクココアプリンアラモード】

1997, hiroshima, P 墨田区京島在住、近所の銭湯と新宿2丁目バーのバイト、取手でお好み焼きアートバーをやってます

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最近の記事

野菜日記

パセリさんと一緒に中目黒の喫茶店を訪れた。パセリさんの知り合いのトマトさんがそこで初個展なのだそうだ。 新宿から中目黒まで徒歩で行った。 街のところどころに雪の塊。 雪はシャバシャバ茶色くなって道路脇に積まれてる。 遠回りをしようということで、途中明治神宮を通った。 境内の川は干上がって日陰のとこを雪が一面覆ってた。 広々とした野原に雪玉。 きっと元々雪だるま。 陽射しにやられて頭が転がり落ちてしまっている。 こりゃいかん、とバラバラになった頭と体をくっつけてやる。

    • 日記240205「☠️/極度の交通機関オンチが思わず島の老人から果物と島の未来を託された話」

      今週の日記は2段立て ・💀 ・極度の交通機関オンチが思わず島の老人から果物と島の未来を託された話 なお、「間違い」については割愛いたします 💀 世界にはさまざまな死がある そして大抵それは選べない サバンナのライオンが老衰で死ぬことは珍しい ベルゲンベルゼンへ連れて行かれると明日はない 原爆も大地震も突然襲いかかって奪い去る こんな世界で自分の死に場所を考えること自体、おかしいのかもしれない 最終的な最期がどれほど今の私にとって大事なのか、 伝わらなくて

      • 日記240131「初めての京島/KABに宿泊、Tさん現る夜の京島人ツアー/そして一月、ある月曜日」

        月曜日、私の住んでいる町に彼氏を連れてきた。 連れてきておいてなんだが、彼氏を自宅に置いて私はバイトへ出かけた。3時間ほどだ。ごめん。 そのちょっと前、家に向かう途中に出会った近所のTさんも自宅まで連れてきて、彼氏と一緒にそのまま置いてきた。Tさんは自宅のすぐ近くに工場があり、生粋の京島人。 面白い人だから大丈夫だと思い家を後にした。 毎週月曜は銭湯のバイトを入れているので働かなければいけない。 彼氏からは銭湯掃除手伝うよとハートウォーミングな提案があったが、私は明確

        • 日記240121「留学そして卒業制作へ」

          あっという間に過ぎた一週間。一月ももう3分の2を過ぎている。東京に来て4年目。コロナ禍はもう過ぎたようだけど、風邪が蔓延している。 2019年春、学部4年生のときに私はドイツに1年間の交換留学をしていた。 ずっと広島で生まれ育っていた私は、海外で長期間過ごす中でいろんな思いが湧き上がっていた。 グローカルに表現活動をしたいってこと。そしてもっと生まれ育った場所のことを知りたいっていう思い。 それらの思いが、学部卒業制作のせとうち滞在制作と、藝大院進による上京に繋がった。

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        • 一週間日記
          7本
        • 海外体験記
          2本
        • 「京島共同木工所」
          1本
        • ハノーファー留学体験記
          3本

        記事

          日記240114「絵画がお好み焼きになるまで/お好み焼き屋について」

          僕は去年の3月に藝大の院を修了してから現在、3つの職場で働いている。 一つは京島にある銭湯、そして新宿2丁目のアートバー、もう一つが取手のアートスペースバーでのお好み焼き屋さんである。 お好み焼き屋さんはスペースの雇われ店長として、他二つはアルバイトとして働いている。 順に記すと、まず藝大生時に近所の銭湯で専ら清掃バイトとして働き、23年大学院を修了する際に取手でお好み焼き屋を始め、さらに秋から二丁目のバーで働くことになった。 それぞれバラバラな場所と趣だけど、自分の枝

          日記240114「絵画がお好み焼きになるまで/お好み焼き屋について」

          川村記念美術館

          企画展「カラーフィールド 色の海を泳ぐ 」 出展作家 ジャック・ブッシュ、アンソニー・カロ、フリーデル・ズーバス、ヘレン・フランケンサーラー、モーリス・ルイス、ケネス・ノーランド、ジュールズ・オリツキー、ラリー・プーンズ、フランク・ステラ 京成佐倉駅から無料のシャトルバスが出ており、途中車内から見渡せた田園風景がきれいだった。 庭園内にある川村記念美術館はかわいらしい円筒形の建物。 常設展は日欧米の近代芸術作品で構成されたそれぞれの部屋に色のある展示。ただレンブラントのタ

          東京農業大学「食と農」の博物館

          トリとサケ! 1階特別展示 バイオリウム

          東京農業大学「食と農」の博物館

          ドレインボトルがしまらない

          ナナメハウス 生活と制作が地続きになる場

          上京前に言ってたことはほぼ実現しました。 4軒長屋の一角、「京島共同木工所」と名付けられた建物を4月から少しずつ改修して、9月にはその2階で暮らしだし、10月の向島EXPOに合わせて住み開き展示を行いました。 EXPOの終わったあとは改装を続けます。

          ナナメハウス 生活と制作が地続きになる場

          留学体験記#02 2019.2

          2月の大学は春休み中。他の留学生や市大ゆかりの人たちとの交流がありました。 学習状況来月の学習目標、授業内容、宿題等、出席状況について  今月は週に数回の企画があるSpring Welcome Week と平日4時間のドイツ語のインテンシブクラスに出席するのみで、キャンパスに慣れ他の留学生と知り合う月でした。 Spring Welcome Week では観光名所であるヘレンホイザー王宮庭園を訪れ、別の日にはハノーファーの北にあるベルゲンベルゼン強制収容所跡地を

          マレーシア交流プログラム 感想

          帰国後の感想です。初海外でのマレーシアは英語が通じず参ったものの、アジアの多様性を知る機会になり、その後留学を志す動機へと繋がっていきます。 当時の文章には書いてませんが、ホテルマンの格好したおじさんが道端で横になってるのをみて、それがすごく印象に残ってます。 おじさんが昼間っから横になってるだけですけど、それを見て世界の不可知と、一人一人の人生の固有性を強く自覚したような気がします。 マレーシア短期研修 感想 僕がこのプログラムで目標にしていたことは自分の英語が通じる

          鮮やかな場所 ペナン

          初めての海外。初っ端から素晴らしい体験をたくさん得て、それがまだ1日しか経ってないことを喜んでいた。幸せで豊かな時間だった。 マレーシアポエマシー チェックアウトの時間が迫る時、四日間滞在した部屋から見えるペナンの海が、心の中に急に湧き出た昨夜の記憶と重なり、いま、どうしようもなく切なくなっています。 あなたが広島を去るとき、あなたも同様の気持ちだったのでしょう。 あなたの日常の基盤であるマレーシアは、僕にとってはとても珍しいものでした。 お互い誰にも歩めない世界を生き、

          留学体験記#01 準備期間

          大学のIEPC(国際交流推進センター)を通じて、2019年度派遣留学生としてハノーファー専科大学に一年間の交換留学 広島市の姉妹都市であるドイツ、ハノーファー市のハノーファー専科大学と広島市立大学は、1997年に学術交流協定を締結している 大学ごとに枠制限のあるJASSOの奨学金を割り当ててもらった

          交換留学体験記#00

          2019.2-2020.2 一年間のドイツ交換留学を体験記を通じて振り返っていきます 主な目的は語学と異文化体験を通じた表現活動の実践。 けれど実際は、自分ゴトを見つけるため。やりたいコトを見つけるためでした。

          「アーティストは“地域因子”に敏感に嗅ぎ取りそれに反応する」ことで町の姿を顕在化させる 地域資源の発掘、交流の場の創出にとどまらない創造性を感じる このプロセスを研究対象に、「京島」を舞台にリサーチと実証を積み重ね、修論へ繋げていくのが筋道かなと。

          「アーティストは“地域因子”に敏感に嗅ぎ取りそれに反応する」ことで町の姿を顕在化させる 地域資源の発掘、交流の場の創出にとどまらない創造性を感じる このプロセスを研究対象に、「京島」を舞台にリサーチと実証を積み重ね、修論へ繋げていくのが筋道かなと。

          一週間目

          京島にやってきて一週間が経ちました 「東京はどうですか」と聞かれたのに対して 「良いですよー京島」って返したのは、滞在のほとんどをこの場所で過ごしたからで、まだ他の地域へはほとんど行けていないからです。 東京は住むところにあらず、だとか、田舎者の集まり、だとか、そうは言われてやって来たけどそれが東京の全てを語っているわけではなかった 現にそこに地域があって、脈々と継がれてきた暮らしがある 京島を歩いていると景色の端々や人々の様子にそれを見ることができる 当初東京へ行く理由と