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新規集客をするからお店が儲からない

こんにちは。
店舗集客マーケターの大久保亮です。

これはお店でも企業でも
さらにはフリーランスにも
当てはまることです。

この記事では、
お店を例に取り上げて書いてますので
ご自身の仕事に当てはめながら
読んでみてください。

一般的な考え方では
広告を出して
新規のお客さんを増やせば
売上は上がるし、利益も残せる。
と思われてます。

新規オープンのお店なら
この考え方をするのが当たり前だし
誰もがやることです。

ですが
オープンしてから一年以上経ってる
お店の場合は、上記の考え方は
その後に悪影響さえ及ぼしてしまいます。

なぜ、悪影響を及ぼすのか?
どんな悪影響があるのか?

その辺りをお伝えしていくので
最後まで読んでみてください。


広告を出して新規集客するメリット・デメリット

言われなくても普通に考えたら
分かりそうなことかもしれませんが
敢えて確認しておきましょう。

●メリット
・広告を出すことでお店の認知度が上がる
・お客さんが増える(かもしれない)
・お客さんが増えれば売上が増える
・売上の一部が利益として残せる(かもしれない)
・一度来てくれたお客さんがリピーターになってくれる(かもしれない)
・より早く集客できる(かもしれない)

●デメリット
・広告内容を考える手間がかかる
・広告を出す手間がかかる
・広告費がかかる
・広告から新規のお客さんがたくさん集まらないかもしれない
・広告費を上回る売上が作れないかもしれない
・新規のお客さんが増えると、他の改善をする余力がなくなる
・忙しくなり疲弊してしまう

ざっくり書き出すと
こんなところでしょうか。

広告を出して新規のお客さんを集める時って
いいことばかりに意識が向いてしまいがちです。

なので、
お客さんを増やす=新規集客
という考えになります。

でも、この考え方こそが
お店を儲からなくするんです。

なぜ新規集客をすると儲からないのか?

シンプルに言うと

広告費が掛かるから

広告費を掛けて売上を作った場合、
広告費を上回る売上を作れて
やっと利益が残ります。

要するに
利益が残りにくい=儲からない

となるのですが…

でも実は、こんなに単純な話ではなく
儲からなくなる理由が他にもあります。

新規のお客さんがたくさん集まるとどうなる?

ちょっとシビアに考えていきましょう。

広告が上手くいって
新規のお客さんが増えたら
理想的だと思いますよね?

でも、上に書いたように
・他の改善をする余力がなくなる
・疲れて疲弊してしまう
・他の問題を見なかったことにしてしまう

という問題がありますが
さらに…

・新規のお客さんがリピーターになってくれるとは限らない
・忙しい割には利益が残らない

という問題がジワジワ出てきます。

そして、一旦広告を出すのを止めると…
またお客さんが少なくなる。

「アレ?こんなはずじゃなかったんだけど…」

となりがちです。

おかしいですね…
これで全てが上手くいくはずだったのに…

何が間違ってたのか?

まず一番の原因は

お客さんが増えない原因を特定できてない

ことが挙げられます。

いきなり広告を出して新規のお客さんを
集めようとしてる人は

穴の開いたバケツに水を入れてる

ことに気づいていません。

これは、お店をバケツ
お客さんを水と考えた場合
穴が開いたバケツには
僅かな水しか溜まらない。
ということで

お店のリピーターが少ないのは
広告で集めたお客さんが
どこかに流出している。
ということです。

水をたくさん溜めるなら
まずは、水を入れる前に
バケツの穴を塞ぐ必要がありますよね。

お店に当てはめると
再来店してもらうための施策が
必要になります。

実はもっと重大な間違いが…

上に書いた再来店してもらうための施策も
とっても重要ですが、

もっと重大な間違いがあります。
それは…

利益を重視していない

ということです。

すべてのビジネスは、
利益を得るためにしています。

なのに、費用がかかり
もっとも難しく、利益が残りにくい
広告を出して新規集客をしたがります。

これは
売上を重視していて
広告宣伝費がかかるのは
当然のこと

と思っているため
思考が停止してしてしまい
利益は後から付いてくると
盲信している証拠です。

ちょっとキツイ表現になるかもしれませんが
これでは経営者失格なんです。

なぜなら、考え方に穴があるからです。

この考え方のままお店を続けると

・潰れないけど儲からないお店になる
・競争が激しくなったら真っ先に潰れる
・お客さんを不幸にしてしまう
・オーナーの家族が困る
・オーナーの人生が厳しいものになる

など、数々の弊害をもたらします。

まとめ

理想を言ったら
そこそこ忙しいけど
しっかり利益が残る

そんなお店にしたいですよね。

実は、ここまでに書いた良くないことが
起きてしまうのは

本当の目的を見失ってるから

という根本的な問題があります。

若かりし頃に抱いた
「独立して自分のお店を出すんだ」
という夢が実現した後に

新たな目標や目的を
明確に描けていないことが
ここに書いた悲劇をもたらします。

明確な目標や目的がない状態だから
その場凌ぎの考えをし
それが最適解だと思い込み
残念な展開に陥ってしまうのです。

例えば
ある程度の収入を確保しながら
家族との時間をしっかり取るとか
で十分なんです。

お店を経営する
そこから利益を得る
その利益をどう活かしたいのか?

ここを明確に決めるだけで
今後何をするべきか
なぜ、それをするのか
が明確になります。

明確になれば
自然と行動できるでしょう。

独立する。
自分のお店を出す。

これはゴールではなく
実は新たな目標に向けてのスタート
なのです。

この記事が少しでも参考になったなら
幸いです。


最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

▼併せて読むと理解が深まります


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