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予想外にいいものとは

Unexpected

たまたまインスタグラムにて何気なく見ていたら、
?あれ?これは素敵と目に止まった
そうやって、人の心をとめるものには何か意味がある

建築、Grundtvigs Church
Peter Vilhelm Jensen Klint
のデンマーク、コペンハーゲンにある教会でした

ウィキペディアで調べてみると
表現主義を表す建築で、当時は珍しい建物だったよう。
モダンで光が差し込む教会の内部は美しさと天井の高さがまた
さらにかっこよさをプラスしていました

とてもシンプルな作りだけれども、他とは違う印象の教会。
繊細な線や線の組み合わせが絶妙に織り込んであり
何か心に残る意外性が感じられます
柱の空間だったり、照明だったり、凹凸感が
モダンなデザインです。これが
1913年、Peder Vilhelm Jensen Klint
(ピーザ ヴィルヘルム イエンセン クリント)
によって設計されました。表現主義の様式で設計された珍しい
教会。

こんなに時間が経過していても、惹きつけられるのは
とても素晴らしいこと。
どの世代にも目に留まるというのは
簡単に成し遂げられることではないということ、
デザイナーとしてただただ尊敬します

建物から感じるのは、モダンな中に存在する意外性。
整ったものが均一に永遠に繋がるような線ではなく
全体的に見ると変わった雰囲気があります。
外観の作りを見ても、いわゆる教会のシルエットではなく
直線の中にも柔らかなカーブがあったり、
アーチ型の窓や、天井が美しいです。

素材は伝統的なデンマークの煉瓦造りを起用したり、
素材が街に馴染むため、近代的な未来ではなく
ずっと昔から存在しているけれども、
モダンなデザインを失わず
心に残る印象的な建物です。


彼の作品を色々見ていると
きちんと表現主義を主張しながら、
街の景観を引き立てながら
共存しています

こういった建築から感じたのは
Unexpected

控えめに存在しながらも、どこか違う。
こういった意外性が私の心に刺さります。
大袈裟なデザイン、派手なものではなく
デンマークらしさのある、人に優しいデザイン、
温もりがあり、直線がまっすぐ立っているのではなく
徐々に広がっていたり、そのさじ加減がいいですね。

当たり前に歴然と並ぶ同じものや、
完璧に仕上がった均一の取れたものではなく
不完全や普通と違うことに、人間らしさ、個性を感じ、
それを大切にしたいと思うのです。

著作権もあるので画像は掲載できないのですが
気になる方は見てみてくださいね
Peder Vilhelm Jensen Klintの作品。


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