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イスタンブール/カッパドキア旅行入門(※GW特有の注意点含む)

2024年のゴールデンウィーク,トルコ(イスタンブール・カッパドキア)を旅してきた.そこで気付いた「こうしておけばよかった」点をまとめる.


実際の旅程

すべて現地時間表記.

2024/04/28 21:55:東京・羽田空港発

ターキッシュエアラインズ・TK199便を利用.事前にスマホアプリでオンラインチェックインをしようとするも,何故かオンラインチェックインが失敗.空港のチェックイン端末を使おうとするも,これも失敗.仕方がないので長蛇の列に並ぶ.

窓口でも「何かロック掛かってるんだけど」的な不穏な感じになったが,購入時に使用したクレカの番号下4桁の確認が必要とのこと.全員にこれが発動するわけではないらしいが,購入時に使用したクレカは旅行に持っていくことをオススメする.

2024/04/29 早朝:イスタンブール国際空港着

早朝すぎてしばらく空港で休憩.

2024/04/29~30:イスタンブール市内観光

主にカドキョイ(アジアサイド)と旧市街を観光.

2024/05/01:イスタンブール→カッパドキア移動

ホテルからタクシーで空港に向かい,国内線でギョレメへ移動.カッパドキアにて1泊.

2024/05/02:カッパドキア→イスタンブール移動

カッパドキアはわずか1日弱の滞在で再びイスタンブールへ移動.

2024/05/02~03:イスタンブール市内観光

主に新市街とプリンセス諸島のブルガズ島を観光.

2024/05/04:帰国(イスタンブール国際空港→成田)

15:50発のターキッシュエアラインズTK50便で帰国.往路は羽田・復路は成田を使用している.

気付いた点・引っかかった点

航空券購入に使ったクレカは持っていこう

前述の通り,チェックインで確認される恐れがあるので持って行くことを推奨.

羽田と成田,どっちを選ぶか?

「空港の近さ」という意味以外でも羽田が良かったと思った.その理由は機種にあって,羽田線はB777,成田線はB787で就航しているのだが,大型機B777/中型機B787であるにも関わらず,座席配置がどちらも3-3-3となっている.大型機なだけあってB777のほうが「詰め込まれている感」がなくて良い.

ただし2024年GW期間は成田線もB777に変更されており,この点でのメリットはなかった.通常時はB787なので違いが出てくる.

現金の両替しすぎに注意

以下の別記事参照.ほとんどクレカで支払いができるので,大量の現金は必要ない.

ホテルをどこに取るべきか?

イスタンブール国際空港から利用できるメトロ11号線は延伸開業を続けており,最新の情報を追うのが難しいが,自分が訪れた2024年5月時点では市街地側はGayrettepe駅まで延伸していた.Gayrettepe駅からはメトロ2号線に乗り換えできるので,タクシムなどの新市街は乗り換え1回でアクセスすることができる.

自分はイスタンブールに前半1箇所,後半1箇所で計2箇所のホテルに宿泊したが,前半は後述するメーデー対策で旧市街側,Vezneciler駅付近に投宿した.ただし,これも後述するがこの対策は結果的に意味をなさなかった.

後半はSirkeci駅周辺に投宿.結果的にこのチョイスは悪くなかったように思う.この駅周辺の良いところは,観光の目的地へのアクセスの良さ.旧市街のバザール系は徒歩圏内で,新市街カラキョイへはトラムで1本.タクシム周辺はトラムから地下ケーブルへの乗り換え1回.アジアサイドのカドキョイへは徒歩圏内のエミノミュからフェリーで1本.

Sirkeci駅周辺は観光地へのアクセスに優れる一方で,空港からのアクセスに若干難がある.メトロ11号線・メトロ2号線・地下ケーブル・トラムの乗り継ぎ,もしくはエアポートバスでAksarayへ行き,少し歩いてトラムに乗り換えのいずれか.前者は乗り継ぎで歩く距離が比較的長く,後者はバスで渋滞に捕まる可能性があり,しかもバスに加えてトラムへの乗り継ぎが必要.

観光地へのアクセスの良さを若干犠牲にしつつも,空港からのアクセスを重視する場合は新市街側に宿泊すると便利と思われる.新市街側の場合,空港アクセスはバス1本もしくはメトロ11号線+メトロ2号線の乗り継ぎで済む(場所によるが).旧市街やカドキョイへのアクセスも悪くはない.今度イスタンブールに行くとしたら新市街側に宿泊すると思う.

メーデー(5月1日)のイスタンブールはカオス

先ほど,メーデー対策でVezneciler駅付近に投宿したと言ったが,それは何故か.理由はメーデーによる駅の封鎖である.

メーデー(5/1)にはカッパドキアへの移動のため,メトロを使い空港にいくつもりだった.ただ上記リンクの通り,過去のメーデーではデモ対策でOsmanbay, Taksim, Şişhaneの各駅が朝から封鎖されたという事実がある.

そこで,少し空港からは遠くなるものの,過去の封鎖対象から外れていたVezneciler駅付近を投宿地とした.

ただし,結果としてこの選択には2つの観点で意味がなかった.

まず第一に,朝早すぎてメトロが動いておらず,タクシーで空港に移動したため(計画性なさすぎる).ホテルのフロントのおっちゃんに相談したら,メトロだとちょっとギリギリで空港デカいからあまりオススメはしない.バスは動いてなくはないけど,バス停までちょっと歩くことになる.タクシー呼ぶなら手配するけどどうする?ということで,色々考えたがタクシーの手配をお願いした次第.

第二に,2024年に関してはメトロ2号線は運休区間が拡大しVezineciler駅からGayrettepe駅間で運休となったらしい.

更に,メトロ2号線以外も運休・道路封鎖が相次いだらしく,Twitter(自称X)でも困惑の声が見られた.実際,早朝のイスタンブールをタクシーで空港に向かった際も,朝6時前にも関わらず多くの警官が街を警備しており,複数箇所でバリケードも築かれており物々しい雰囲気だった.

とてもではないが市内観光を満足にできる雰囲気ではなかったので,5月1日はイスタンブールを旅程から外すのが望ましいと思われる.

ゴールデンウィークのカッパドキア・バルーンの就航率は微妙

カッパドキアにはかの有名なバルーンフライトを見に行ったのだが,結論から言うと天候不順で飛ばなかった.しかも前々日あたりから1週間近く,結局ゴールデンウィーク期間はほとんどの日でバルーンはキャンセルとなったらしい.

現地で聞くところによると,ゴールデンウィーク期間はバルーンの就航率は微妙(悪くはないけど……)らしい.やはり安定して飛ぶのは夏!とのこと.

タイムリープしたらこうしたいトルコ旅行

今回の旅行で得た知識をもっている前提であれば,自分はこういう旅程にしたと思う.

  • 04/28:東京羽田発

  • 04/29早朝:イスタンブール着

  • 同朝:イスタンブール→カッパドキアへ移動.カッパドキアで2泊.

  • 04/29~05/01:カッパドキア宿泊・観光

  • 05/01:カッパドキア→アンカラ移動.アンカラ観光.

  • 05/02:アンカラ→イスタンブール移動.

  • 05/03~04:イスタンブール観光.

  • 05/04深夜:イスタンブール発,帰国.

ポイントはやはり「05/01にどうやってイスタンブールを避けるか」そして「カッパドキアのバルーン低就航率にどう立ち向かうか」で,到着後即カッパドキアに転進し2泊確保する案を考えてみた.

カレンダー次第だが,2泊だとイスタンブールへ向かう日が5/1になる場合は,首都アンカラに立ち寄ってみるのもアリかなと思う(というのも,カッパドキアは3泊するほどのコンテンツ力はないので,3泊すると持て余すと思う).

イスタンブールの観光に充てられる時間が短くなるものの,有名どころを見て回るくらいであれば2日あれば足りるように思う(自分のようにブルガズ島に行くのでなければ).

後はそもそもの話で元も子もないのだが,「バルーン狙うならGWに行かない」かな,一番大事なのは.そうも言ってられないけどさ.

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