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CMが映す世相

普段のTV視聴スタイルは、もっぱら録画である。録画した番組ならいつでも見ることが出来るし、CMを飛ばすことができる。NHKでなければ、1時間番組と言っても45分程度で終わるので、結果的には時短になる。非常に効率はいいと思っている。

ただ、逆にCMをチェックしないということは、実は世の中のトレンドを見過ごしているかもしれない。最近、森永のCMで非常に印象的なものがあった。

ちょうど、リバースメンタリングで働き方についての話をしているところで、このCMが昔と今との対になっているようで、とても面白い。定年を迎えた旦那さんを専業主婦の奥さんが「おつかれさま」と迎える。逆に現代では共働きの家庭が描かれ、先に帰宅できる旦那さんが子どもを世話をして、遅く帰宅した奥さんを労う。このCMが伝えたいメッセージとは、何だろうか。

森永のHPでは、このCMは"企業活動"というカテゴリーに分類されている。森永はこのCMを通して、(商品を買ってほしい以外にも)世の中に伝えたい何かがあるはずだ。森永とCMプランナーは、今の世の中の1場面(と思われる)を切り取っていて、その背景にあるのは夫婦の役割の変化である。では、この夫婦のあり方とは何なのか?単に時代の移り変わりを映しているだけなのか?こうあるべきと言っているのか?

前述したように、企業側は商品を売ることで利益を上げて、それをまた次の企業活動の資金にする。大企業の場合はそれだけでなく社会に対する責任(CSR)を持つ。どういう世の中になってほしくて、このCMを流したのだろうと、実際にCMをプロデュースした人たちに聞いてみたい案件だなと思う。

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