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日本選手権2022(5000m)

ただただ、遠藤日向選手(住友電工)が強かった。この一言に尽きるといっていい今日の男子5000m、オレゴン世界陸上を掛けてのレースだった。

序盤こそ、塩尻選手(富士通)や佐藤圭汰選手(駒澤大)の位置取りが目立っていて、遠藤選手はどこかな?と探すくらいだったが、中盤からは3番手に順位を上げ、4000mを過ぎたところからは松枝選手(富士通)とオープン参加のロノ選手(GMOアスリーツ)の間から割って入り、一気に前へ。そのままスイスイと加速し、気が付けば独走状態となっていた。

ゴールタイムは13'22"13で、この時期に出すタイムとしてはすごい記録だと思う。2位の松枝選手が13'30"15だから、8秒以上を引き離している(映像で見ると、ものすごい差になっていることがわかる)。現在の日本は遠藤選手の敵はいるのだろうか…という感じである。3000m障害の三浦選手(順天堂大)が参戦したら面白いだろうが、たぶんそれは無いだろう。

3位の清水選手(SUBARU)、4位の鈴木塁人選手(SGホールディングス)の二人も社会人になってきたから特に伸びてきた印象があるので、今後も楽しみである。さて、遠藤選手はオレゴンでどこまで戦えるのか。世界の強豪たち相手に果敢に挑む姿を期待したい。

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