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叱り役

今年入ったばかりの高卒の社員がしばらくお休みしてて、そのまま辞めてしまうかと心配したが、先月から復帰してきて、働いている。当然たが、いきなり難しい仕事はできないので、できる作業を一つひとつ覚えていっているようだ。

彼を教えているのばベテランの社員のかたで、とても仕事ができる人だ。その人に自分も色々と仕事をお願いしているので、自分がお願いしている仕事の中で、新入社員にできる分をうまいこと回してくれている。多少なりとも新人教育に役に立っているならばよいことだと思う。

今日、新入社員がベテランの人に注意されているところをたまたま目撃した。注意といっても激しいものではなく「テキパキ歩いて」というものだった。とはいえ、結構厳しいんだなと思っていたら、あとでその人から聞くところによると、どうやら職場の長を含めた関係者で話をしているときに行動がのんびりしていることが話題になったらしい。そういう姿を周りが見たときに「できない人だ」と思われるのは癪なので、まずそういうところを直していくということだ。ちなみにベテランのかたは何人かいるが、注意するのはその人だけにすると決めたようだった。

注意役を一人に定めるのはいいことだと思う。慣れないうちに色んな人からあれこれ注意されると萎縮してしまう。注意役の人は難しい立ち回りだが、きっとうまくやれる人なので、一番いいやり方に収まったと思う。職場だけでなく、たとえば家庭でも夫婦両方が子どもを叱るのは良くないこととされる。どちらかに逃げ場を用意しておかないといけない。職場でも家庭でも、抑えどころは一緒だなと思う。

一つでも多くの仕事を覚えて、自分に自信を付けて、会社生活がよりよく回るようになるといいなと思う。

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