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料理業界の確執と偏見

ふと海外の人のある一言が気になったので、日本の料理業界と海外の料理業界について

「料理人は、高給取り」だと 

果たして日本でそう思う料理人は、全体の何%いるのか 

長時間労働 暴力 暴言 その他さまざまな問題があり、給与が安く最低学歴でも入れる職業そんなイメージだろう。 料理業界の常識は、世の中では、非常識だと言われるぐらいだ。

その中でも本気で心を燃やす料理人は数知れずいる、日本の飲食業界のレベルは、世界的に見ても非常に高く、どこのお店に入っても美味しい、24時間営業している、選択できる種類の多さなどおそらく日本だけだと思う。

その一方でそれが当たり前になりつつあり、飽食の時代だからこそフードロスの問題なども加速している。

日本の料理業界も最近は、改善されつつあるが、まだマイナスなイメージは、払拭できずに離職率は、上がる一方だ。コロナの影響もあり、料理業界によって一番辛い時期であり、閉店するお店も増えている。

料理人は、かっこいい

モテたいと思いこの世界に入る人も何人も見てきたが、理想とは、違い。

泥臭い業界で華やかな理想をもった人には、堪える部分もあるだろう、一部の星付きのお店など有名なシェフがTVや雑誌にでて憧れを持つ人もいる。

しかし入ってしまえば 非常に泥臭い修行が待ち受けている。それを乗り越えていく強さと楽しみ方は、学ばないとふるい落とされていく。

近年は、そんなイメージも薄くなり、かなりイージーになったと思っている。 SNSや同じ若手の料理人との繋がりによる、情報の共有、フリーランスとして活躍するなど、

料理人の料理以外での能力にフォーカスした新しい働き方なども出来てきており、多彩な人が多くいる。上記で述べた修行がSNSが活発になり、修行の仕方自体を見直す人なども出てきた。

今まで知り得なかった情報を得ることにより、より日本の料理人の価値が高まったと思える。

そんな、多彩な能力を持った料理人、料理に特化した料理人 どちらも良い所があり、

一生懸命に皿と向き合い、お客様のニーズに答えようとしている姿は、かっこいいと思う。

海外の料理業界事情

料理人が高給どりってなかなかない事なのですが、海外では、物価や料理業界の地位により 料理人自体の能力で給料も変わってきます。 

海外では、残念ながらどこのお店に入っても美味しいなんてことは、稀です。衛生面が心配になるような場所や、いつテロや事件に巻き込まれてもおかしくないような危険な国もあります。

しかし日本で出店するよりも海外に出店した方が多く稼げる場合もあります。

それにより近年では、海外に、出店する企業も増えてます。

「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録。

寿司、天ぷら、和食、日本人

主にこれらのワードが我々日本人のブランドになっており、和食で成功する人もいます。

では、どこの国が一番稼げるのか、そして出店が多いのは、どこなのか。

調べてみました。 

出店希望が多いのは、治安や経済状況がよい国など

■出店希望地域:シンガポール
「経済状況が良く、テロや紛争による地政学的リスクが低いから」
■出店希望地域:シンガポール、ハワイ
「両国とも海外では比較的治安が良いイメージがあります。シンガポールは富裕層が多いイメージで、単価が多少高額になっても問題なさそう。ハワイについては、北米系の複数のお客様から好評をいただいた商品があるため。その商品を中心にするならまずアメリカからが望ましいが、マネジメントなどを考慮すると北米は困難。そこで距離的に近いハワイからと考えています。日系人が多く、日本語がある程度通用することも重要なポイントです」
■出店希望地域:シンガポール、タイ
「シンガポールは、欧米人が観光に訪れることも多く食のリテラシーが高いから。タイは、人件費が安いため。また日本人をリスペクトしていること、外食のほか総菜などをテークアウトして楽しむ人が圧倒的に多いことから選びました」

シンガポールが人気です。

さらにベトナムやタイも入っていました。

年収

日本:331万円(2019年)

日本の調理師の平均年収は322~341万円*あたりで、推移していると言われています。調理師見習いの平均年収は263万円、一流ホテルになると350万円~中には1千万以上を貰っている人も少なくありません。

料理人の平均年収は、各都道府県によって金額の開きが若干あります。最も高いのが東京都の490万円、次ぎに大阪府の420万円です。また、ホテルや旅館で年収1千万人を超えている料理人の人たちの中には、取締役を兼任している場合もあります。

北米エリア(アメリカ):400~900万円(2020年)

和食の世界各国の下記求人(Washokujob)サイトのアメリカでの募集を見ていると、400万~900万円*が相場となっているので、日本よりやや高めです。

経験や実績によって待遇が異なり、料理長クラスになると、給料がいいのはアメリカも同じです。ラスベガスだと上のクラスの料理人で年収が600~900万円と言われ、お金が多く動くエリアは収入も比較的恵まれています。

カナダも同じぐらいで推移していますが、未経験応募可能で、年収360万円以上と言った求人案件があります。

オセアニア(オーストラリア):375万円(2020年現在)

オーストラリアの調理師の平均年収が470万円*となっていますが、2020年のレートでは、375万円になります。ちなみに、1オーストラリアドルが日本円で約75円です。

料理長クラスになると、約600万円と言う求人が出ています。

アジア(シンガポール):480万~800万円以上(2020年現在)

本物志向のシンガポール人にとって、本格的な和食であれば、お金を使うことをそれほど惜しみません。年収800万円以上の求人案件の中には、日本等からの転居費用応相談も可能と言うケースがあるようです。

アジア(タイ):月収5万~10万バーツ(2020年現在)

なお、2020(令和)年1月6日現在のレートでは、1タイバーツが日本円で約3.6円です。経験によって、給料が異なりますが、経験が浅いと5万バーツぐらいからのスタートになるでしょう。ボーナスはお店によって、金額が変わってきますので、年収計算では上記の金額に12か14カ月を掛けてみてください。216万~504万円が、平均年収になります。

給料的には、ほかのタイの現地採用の職種とおおむね同じぐらいになります。住居や食事手当があるのか等、詳細は面接時に確認をしてみてください。なお、

和食の世界各国の求人(Washokujob)サイトによると、高級寿司店の新店舗オープン・すし料理長募集にて、年収が456~800万円と掲載されていました。

物価が日本の2分の1~3分の1であるタイのバンコクでは、結構いい給料の部類に入ります。タイの地域性からみても新店舗に加え、新しいオフィスや工場がオープンする際には、好待遇で迎え入れられることが少なくありません。

ヨーロッパ(フランス)300万円:(2019年)

2020(令和2)年の1月6日現在のレートで1ユーロ約121円なので、日本円で約300万円*です。料理クラスになると、430万~725万円で、オーナーになって儲けている人もいます。

フランス料理界の巨匠と言われるゴードン・ラムゼイ氏の年収は5400万ドル、ジョエル・ロブション氏も年収が5800万ユーロと言われ、桁違いに稼いでいます。フランスに関しては、和食でなくフランス料理の料理人の給料について、ご紹介致しました。

料理人(飲食業界)の年収は、総体的に日本より外国の方が全体的にやや高め

給料が高いのも一部のエリア

料理人は、お金よりも働き甲斐を求める人が多いので、やりたいことをやれば良いと思います。

海外に行けば調理人に限らず、先ず気が長いことが、海外勤務で必要なことになりそうです。上の立場に立つ人であれば、外国ではミスを起こしたときは、叱るのではなく理性的に教えることが必要な能力となります。

また、日本でも同じことが言えますが、体力が必要な上に健康であることが大切です。繁忙期は特に回転が速く忙しいので、体力がものを言います。なるべく食欲が落ちないように、現地の食事が合わない場合は、まかないで対応して貰えると良さそうです。

また、外国で働く事になるので、現地の職場や生活に柔軟に対応出来るかも大きな鍵となってきます。言葉うんぬんよりもコミュニケーション能力や問題解決能力が高い人が向いています。外国によっては、日本の調味料が中々手に入らないことがあるので、より和食に近い味付けを考えると言った臨機応変さも必要でしょう。

料理人にとって海外に行くメリットは、

日本の一定の技術を学ぶのとは、違って、一握りの天才に出会えるかどうか。

だと思っております。

そりゃ言ってしまえば日本高水準の技術は、誇り得るものですが、日本である程度働いていれば、身につくものもあります。

技術とは、料理だけにあらず、衛生なども含めてあります。

そりゃ海外に行って感じる感性やらなんやらいろいろあるって言いますが。

ここでいう天才とは、

日本人の硬さをほぐしてくれるぐらい柔軟で面白い発想をもち、且つ芯があり実力がある

料理人または、それ以外の業種の人

日本や世界で活躍しているシェフ達も、そーゆー人に出会い、師事し有名になったり、していると思うと今の料理業界の若手達の人との出会いを重んじたりしている姿は、世間に広まり、日本の料理業界地位向上に繋がると思っています。

料理人達へ美味しい料理を今日もありがとう。





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