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「働けるうちは働く!」ための仕事と人生の設計方法#113

存在していないのも同然! 絶対必要なSNSなどによる外部発信

人と人を直接結びつけるツールとして個人名刺をご紹介しましたが、交換した名刺の関係を定着させ、さらに発展拡大させるツールがフェイスブック、リンクトイン、ツイッターなどのSNSやブログです。

私の場合は、フェイスブックをメインに上記にあげたツールはすべて登録していますが、周囲を見回してみても、サラリーマンのSNSツール利用率はまだまだ低い印象です。

たとえば、若い世代の利用率が下がりもはやオワコン(終わったコンテンツ)とも評されるフェイスブックですが、依然としてミドル・シニア層の利用率は高いものがあります。

感覚的な利用状況ですが、私のような会社に属さずにフリーで働いている人はほぼ100パーセントの利用率ですが、サラリーマンの方は感覚的に3割くらいの利用率のような感じです(あるいは、登録だけしているが積極的に発信していない方が多い)。

名刺交換した人とは、すぐにフェイスブックの友達申請でつながるというのがネットワーク作りの基本動作(あとで必要になったときにはメッセンジャーで連絡を取る)ですが、サラリーマンの方からこちらに友達申請を受けることはほとんどありません。特に大企業のサラリーマンの方ほどSNS利用には消極的な印象を受けます。

サラリーマンの場合、ますます厳しくなる社内での情報セキュリティ規制もあり、社外とのつながりを積極的に作ることがはばかられる面もありますし、そもそも会社以外の人と接点が少なくつながる必要がないというのもその理由だと推察します。

しかしながら、これから自律的なキャリアを歩もうとするあなたは、こうしたSNSツールを積極的に活用し、自らつながりを作っていく必要があります。実際、欧米ではリンクトインはかなり一般的な転職ツールとなっているので、外資系企業にお勤めの方は、その登録はデフォルトになっています。

キャリアの棚卸しを行い、キャリアデザインマップで自分の目指すべき方向性が定まったあなたにとって必要なことは、その所有する自己資産を積極的に外部に発信し、認知してもらうことです。

いくら立派な資産を持っていてもそれが外部に認知されなければ「存在しないも同然」です。

自分の専門分野に関する記事を引用して簡単なコメントをつけ、フェイスブックやツイッターにこまめに投稿することもこれからのシニアにとっては必須になっています。

#18「あなたの市場価値と給料の乖離はここまで開いている」でも書きましたが、若手・ミドルは厳しい就活を通じてネットやSNSを通じて売り込むことに長けていますが、シニアはせっかく素晴らしいキャリアを持っている場合でも「見せ方」「売り込み方」の稚拙さで損をしているケースが多いです。

SNS活用力は、これからのシニアに求められる基本的なスキルの1つになってきているのです。


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