【乳ガンかもしれなかった3ヶ月①】
現代の日本では「2人に1人」が生涯ガンになり、その中でも女性特有の「乳ガン」になる確率は「14人に1人」だそうです。（※先生談）
日頃からこんな事を良くテレビや検診のCMでも聞いていたのですが、実際自分の身に降りかかるまではこの事を細かく追求してググる事は正直無かったです。
でも今でも思い出すのほ、小林麻央さんの乳ガン。
あの件は同年代である自分の中ではとても衝撃が大きかった事を覚えています。
これは私が自らを持って体験した、「乳ガンかもしれなかった3ヶ月」を振り返り記録したものです。
かもしれない。と検査になったその日から結果が出た、まさに今日までの気持ちを嘘偽りなく綴っております。
私はエステティシャンとして15年、毎日サロンで沢山の様々な年齢の女性のお客様にお会いしてきました。
それは今でも毎日。
そんな事もあるので、女性特有のご病気や病気を持っているお客様、過去の体験などを聞く事も多かったんです。
もちろん、乳ガンになった方、その方の身なりも全て知っている。
ですが、病院や病気とは無縁の存在だった私にとってはどこか人ごとであったし、今となればこの体験は人生最大級のイレギュラーな出来事だったかもしれません。
でも色んな事を改めて考えさせられ、良いきっかけ作りでもあり、それ以上に見るもの、聞く事、体験する新しい事が沢山ありました。
幸い私は結果的に乳ガンではありませんでしたが、この体験を通して感じたこの3ヶ月、正直コロナの事よりも自分の毎日の中では考えていました。
6月から9月までの最終結果が下されるまで生きた心地がしなかったです。
そんな私の経験が少しでも誰かの役にたち、何かのきっかけになったら嬉しいです。
そもそもこの体験をするきっかけとなったのも1年に1度受ける「人間ドック」を今年2020年の6月にしました。
35歳から始まった人間ドック。
今年36歳の私は、去年の35歳に初めて受けてから毎年の恒例行事でした。
去年の初めてのドックではオールA判定を受けましたが、一点だけ乳腺超音波検査にて【B】判定がありました。
これ自体は最後の医師との面談でも経過観察で良いので特に大丈夫かと思います。と言う言葉を信じ帰りました。
（この時点では特に検診なども勧められていない）
35歳の初めてのドックの日に、診断前の面談でオプションであったマンモ。
（年齢的に必須ではありませんので自分で決める）
「マンモを受けた事が無いので受けたいのですが。」という私の質問に対し、「まだ若いからやらなくて大丈夫ですよ。」と軽く流されたので「まぁ、そういうもんか。」と思ってやらなかったんです。
それから１年が経った今年の6月。
人間ドックのオプションで今回はなぜか、「マンモは必ず受けないと。」という自分の強い思いがあり、（割とこういう変な勘は当たる方）希望して初マンモを受けました。
後にその時の自分を信じて受けて良かったと今では心から思います。
まぁ、今年は不思議な事に若いから。とか40歳から。とかは言われなかったんですがね。
（なんで？w）
まぁ、その後色んな事を知り、何故40歳以降からやるのを推奨していたのかが分かったから納得でした。
今回のドックの乳腺超音波検査中に、何故か右胸だけ異様に長くエコー検査してるなぁ。と感じたのです。（素人目に見ても感じた）
いやいやなんでこんな長く？
左はめっちゃ短かったよね？w
この時点でなんだろう。なんだろう。とモヤモヤしてましたね。
既に超が付くほどの心配性の私は内心コレはヤバいかも。って思ってた程。（笑）
その後マンモ検査に移り、噂には聞いていたけど正直マンモの痛さは格別でしたねw
まぁさ、とにかく胸（ないけど）、めっちゃ伸ばされてぺったんこにされて煎餅みたいに挟まれるのよ。
何アレ、感じた事のない痛み（涙）
胸が大きい人の方が痛くないらしいとは聞いてたけど、多分私にとっては拷問でしかなかったよね。
そんなマンモが終わり、ドックの全ての項目が終了し最後の医師との面談で渡された紙を見て絶句。
（※本物の検査結果表です。）
D！？
え？
へ？
ディーーー！？
デーーー？
何度も見たけどDでした。（当たり前）
この時点で超が付くほどの心配性（2回目）、昔から大袈裟子と呼ばれる私の中で、「あぁこれは終わったな。」「死ぬんだ。」って思ったのが率直の感想。
医師から「早急に検査が必要です。」と言われ、この後、検診表持って診察を受けて帰って下さいと言われました。
この時、診断を待つ待合のソファーで初めてこの事で泣きました。（意外と涙もろい）
コロナでマスクだったのが唯一の救いだったな。
とりあえず訳もわからぬまま、呼ばれて診療して下さった先生が大学病院の先生だったので後日大学病院で再検査をしましょう。との事で直ぐに予約しました。
この時の事は正直頭がパニック過ぎて、人の話は絶対に聞き落とす事なく聞いてきた私が殆ど頭に入っていなかった事を思い出します。
余程のパニックでしたよね。
良くテレビやドラマで医師から診断を聞いてる人が頭に入ってこなかった。と言ってるのは本当だったんだな。と思いました。
帰り道、現実逃避なのか、むしゃくしゃなんかよく分からないモヤモヤ感で、謎に色々なものを爆買いして帰ったのを思い出します。
（今思うと笑える）
これがドックでの検査後の私の長い長い1日でした。
〜次回へ続く〜
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