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菜園&リゾートライフ

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菜園のあるWell-Being ライフを共に学び、考え、試してみたい方にお勧め。  掲載するコンテンツは、 ◆ リゾートで出来る「畑のあるライフスタイル」の実際を紹介     ◆… もっと読む
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#移住

いちごの在野研究センター@伊東・伊豆高原を目指して 第1回 2023年 夏イチゴ試験栽培のワークショップ開始      

〈経緯〉いとう・住もうPT(移住促進官民プロジェクトチーム)のワークショップとしてスタート。  伊東市のいとう・住もうPT(移住促進官民共同プロジェクトチーム)のワークショップとしてスタート。伊東市のいとう・住もうPT(移住促進官民共同プロジェクトチーム)と、ITO学びラボの活動と連携して、夏イチゴの試験栽培プロジェクト2023が同年4月に始動。 今回の夏イチゴ試験栽培2023は、いとう・住もうPTのワークショップの一環として企画され、伊豆新聞等を通じて参加者を募集。

いちごの在野研究所を目指して@伊東・伊豆高原 第2回 いちご生産者用の施設園芸栽培では、初年度として収穫は良好な成果  

いちご生産者用+家庭菜園用の2つの環境で活用できる栽培方法づくりを 目指す。 ・試験栽培用ビニールハウス(+高設栽培システム)で栽培検証を通じて、 スケールアップしていちご生産者の夏イチゴ栽培にも活用可能な栽培方法を目指す。 ・家庭菜園用 屋外プランター栽培屋外プランター栽培と言う、家庭菜園でも簡便に準備出来る環境で、夏イチゴ栽培に活用可能な栽培方法を目指す。 栽培方法の仕様的にはいちご生産者の環境に類似したものを目指し、家庭菜園以上、副業いちご生産者以下の栽培管理の試

いちごの在野研究所を目指して@伊東・伊豆高原 第3回 家庭園芸/屋外プランター栽培でも、収穫は期待以上の成果

伊東・伊豆高原で、夏イチゴの家庭園芸コミュニティづくりに弾み 屋外プランターによる試験栽培の目的は、ビニールハウス無しでの家庭菜園モデル(自給的農含む)の栽培検証 ビニールハウス環境を設営せず、屋外プランターの試験栽培を計画した背景は、以下の通り。 ・伊東市・伊豆高原は、4月-10月は、夏いちご栽培の適合温度帯にあり、雨よけ環境を考慮すれば、屋外プランターで一定程度の収穫生産性が実証出来れば、伊東・伊豆高原というリゾート地では、夏イチゴが自給農・副業的農の新しい地域目玉

ニホンミツバチの7つの秘密

「みつばちたちの秘密」と題したワークショップが、10月21日にいとう・住もうPT(移住促進官民プロジェクトチーム)主催で開かれました。その際に同PTの座長で、伊豆高原みつばち倶楽部の山本文夫氏が話された「ニホンミツバチの7つの秘密」の内容を以下に掲載します。    山本文夫 秘密1.働きバチのいのちは約40日、生まれてすぐには幼虫の世話や、巣作り、貯蜜などの内勤の仕事をして、寿命が短くなると外に出て蜜や花粉を集める仕事に変わります。外勤は外敵に出会って死ぬ確率が高い、それは

フェンネルシードの収穫

コラムニスト Dancingdoll フェンネルは標高200M、海風が吹き寄せる我が家の庭は居心地が良いらしくこぼれ種からたくさんの芽が出てあちらこちらで花を咲かせる。冬には枯れてしまうが、春になると一斉に顔を出す。 東京のイタリア人シェフにその話をしたら目を輝かせて「羨ましい!伊豆高原に住みたい」 イタリアでは料理だけでなくしょっちゅう口に含んでその甘い香りとほんのり苦みを楽しむのだとか。 名古屋のショールームで仕事していた頃、目の前のパン屋さんで人気のライ麦とキャラ

黄金の一滴

コラムニスト Dancingdoll 伊豆急がこの地でオリーブ栽培を始めて10年、初の収穫祭が開催され一般参加者が体験したと今朝の伊豆新聞の一面トップに。 我が家もこちらに住まいを構えた時に庭師に頼んで2本のオリーブの樹を植えてもらった。毎年春に小さな可愛らしい花をたくさん咲かせ、秋には鈴なりに実をつけた。晩秋の柔らかに日差しを受けてオリーブの実を摘むのが我が家の実のなる樹の収穫の始まりだった。 ある年、急に元気がなくなり、注意深く見てみると、根元に木屑のようなものが。穴

『畑のある暮らし、楽しい自然の恵み』第5回 大自然からの恵み

いとう住もうPT 移住促進官民共同プロジェクトチーム 座長 山本文夫 わが家の南斜面はミズナラの林、そこにワラビが3月から6月まで続々と新芽を伸ばしてきます。ワラビは洗ったら重曹をかけ、熱湯を注いで蓋をして冷まします。煮つけにしても、酢醤油で食べてもおいしい。 この10年、竹藪が放置されていることが多くなりました。借りた畑の地主さんから、竹藪を整理してほしいと頼まれました。その代わりに太い孟宗竹のタケノコを掘り放題です。 明日葉、タラの芽やフキノトウはどこにでも生えてい

『畑のある暮らし 楽しい自然の恵み』連載コラム 第4回 畑で何を作るか

ジャガイモや大根などは作りやすくていいのですが、これらが収穫できる時にはとても安い値段で売られています。きゅうりはもぎたてを氷水につけて、お味噌をつけて食べる、そこで輸入の種から野菜を育てる、スーパーで手に入らない野菜をつくるのは自宅菜園ならではの楽しみです。 イタリアの赤ダイコン、白ニンジン、ビーツ、トマトはお勧めです。特にエアルーム(先祖伝来)の種はその国、その土地の物語を感じます。イタリアのトマト「牛の心臓」は必須です。 夏のある日のこと、畑の脇で白人の若いカップル

『畑のある暮らし、楽しい自然の恵み』連載コラム 第2回 菜園は土壌づくりから

コラムニスト いとう・住もうPT 山本文夫座長 伊豆は火山の溶岩が形成した大地なので石を掘り出し、腐葉土、培養土を入れて畑を整えます。不動産を購入する際には畑用地の地下に30センチから50センチの土があってほしい。ない場合は山土を買って入れなければなりません。また野菜ごみや、落ち葉のコンポストを数本設置することも欠かせません。 私の畑では5キロから10キロの石がたくさん出てきました。これを掘り出し、駐車場の端に並べ、モルタルで固めて山野草の坪庭を造りました。このときにモルタ

『畑のある暮らし 楽しい自然の恵み』連載コラム 第3回 お好みの農法は

家庭菜園をするには3つのアプローチがあります。 ①.伝統農法 化成肥料を使い、殺虫・殺菌剤を使って効率よく、収穫を大きくする。 ②.有機農法 苦土石灰で酸性土壌を中和し、完熟牛糞たい肥、腐葉土をいれて畑を作り、、作物が育つ過程でボカシ肥を入れます。 育てやすい野菜はなす、ピーマン。キュウリ、ニンジン、ダイコン、トマト、玉ねぎ、長ネギ、豆類、葉物各種。 コンポストで台所の野菜ごみ、落ち葉、草をたい肥にします。また葉物野菜は種をまいた後に虫よけのネットをかける必要があります。 連

ニホンミツバチの秘密・・5万匹の蜂と暮らす

特別寄稿 山本文夫氏  いとう・住もうPT 移住促進官民共同プロジェクトチーム 座長 1.ニホンミツバチを飼う、それは家族が増えること15年前、伊東の小室山に中古の別荘を購入しました。リビングルームから箱根や富士山、そして相模湾を越えて三浦半島、房総半島が一望できる絶好のロケーションです。 4月のある日、週末に東京から来て2階の雨戸をあけようとすると、戸袋に雨戸が入りません。よく見ると戸袋の中からたくさんの蜂が出入りしています。地元の方が「それは日本固有のニホンミツバチです

「みつばちたちの秘密」いとう住もうPT ワークショップ開催

いとう住もうPTが、みつばちたの秘密について学ぶ機会を提供 いとう住もう移住促進官民共同プロジェクトチームは、「移住相談・魅力発信・交流会」、「自然と触れ合う暮らしの実践・紹介」、「サステナブルな街づくりのための提言・提案」の活動を行っています。 「自然と触れ合う暮らしの実践・紹介」活動については、 海・山・温泉の魅力あふれる伊豆伊東の暮らしを豊かにする活動を実践しています。アサギマダラ蝶の飛来観察・ニホンミツバチの養蜂、夏冬のいちご栽培、オーガニック野菜栽培など、実際

夏イチゴ試験栽培 活動ミッションはリゾート型の菜園ライフ作り

伊東市のいとう・住もうPT(移住促進官民共同プロジェクトチーム)(こちらをクリック)と、ITO学びラボ(こちらをクリック)の活動と連携して、夏イチゴの試験栽培プロジェクト2023が同年4月に始動しました。 国内で流通している主要イチゴは促成栽培の冬春イチゴですが、夏イチゴとの栽培時期の違いについては、以下をクリック。 夏イチゴの試験栽培2023の狙い狙い① 『伊東・伊豆高原は、夏イチゴの栽培に適しているか?』栽培検証 伊東・伊豆高原では、家庭菜園以上、副業農業以下(半農

「大人のイチゴ農園」マガジン再旗揚げ

2-3年前に、会社株式公開・会社代表の経験のある経営プロ達と、大人のいちご農園倶楽部を立ち上げてみた。 『 倶楽部のスローガンは、大人の幸福~Well-Beingを創るのは、共に学び、考え、やってみる大人のコミュニティだと思う。』 【筆者の背景】 筆者は、掛川で家族のいちご栽培(中規模栽培)を数年手伝い、伊豆高原に移住後にビニールハウスを借りて就農して5年。いちご作りに携わり10年以上が経つ。会社勤めの時の同僚・OB会では、伊豆でいちご農家をやっていると自慢している。小規