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夏イチゴ試験栽培@伊東・伊豆高原

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伊東・伊豆高原で夏イチゴの栽培が定着できないか、試験栽培で検証することにしました。リゾート地で、家庭菜園以上、副業農業をお考えの方に、栽培課題、観察のポイントをご提供することを目…
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#いちご

いちごの在野研究所を目指して@伊東・伊豆高原 第2回 いちご生産者用の施設園芸栽培では、初年度として収穫は良好な成果  

いちご生産者用+家庭菜園用の2つの環境で活用できる栽培方法づくりを 目指す。 ・試験栽培用ビニールハウス(+高設栽培システム)で栽培検証を通じて、 スケールアップしていちご生産者の夏イチゴ栽培にも活用可能な栽培方法を目指す。 ・家庭菜園用 屋外プランター栽培屋外プランター栽培と言う、家庭菜園でも簡便に準備出来る環境で、夏イチゴ栽培に活用可能な栽培方法を目指す。 栽培方法の仕様的にはいちご生産者の環境に類似したものを目指し、家庭菜園以上、副業いちご生産者以下の栽培管理の試

いちごの在野研究所を目指して@伊東・伊豆高原 第3回 家庭園芸/屋外プランター栽培でも、収穫は期待以上の成果

伊東・伊豆高原で、夏イチゴの家庭園芸コミュニティづくりに弾み 屋外プランターによる試験栽培の目的は、ビニールハウス無しでの家庭菜園モデル(自給的農含む)の栽培検証 ビニールハウス環境を設営せず、屋外プランターの試験栽培を計画した背景は、以下の通り。 ・伊東市・伊豆高原は、4月-10月は、夏いちご栽培の適合温度帯にあり、雨よけ環境を考慮すれば、屋外プランターで一定程度の収穫生産性が実証出来れば、伊東・伊豆高原というリゾート地では、夏イチゴが自給農・副業的農の新しい地域目玉

 総括前編:伊豆高原は夏イチゴの栽培に適しているか?

試験栽培の総括概要 総括① 伊東・伊豆高原での夏イチゴの栽培適正については、早期収量期(5-7月)から8月中旬迄の収量を考慮に入れると、概ね有望と言える。 信州大栽培ガイドの収量データとの比較方法 ① 大室高原/施設園芸ハウス栽培、屋外プランター栽培の収量はS等級(6g-8g以上)の収穫値を使った。 ② 信州大学の収量は、栽培ガイド資料の可販果重量のデータを使った。 〈一部要因〉 ・伊東・伊豆高原の春の温暖な気候が早期収量(5-6月)の立ち上がり早さに貢献している。 ・大

夏イチゴ試験栽培2023 定植と4月生育

定植3月25日@伊東市大室高原までの課題調査 信州大の公開情報(栽培指標)および、長野県の夏イチゴ生産者の訪問で知り得たことに基づくと、夏イチゴの定植を始めるにあたり以下のことを課題調査することが必要となった。 課題① 培土購入・あく抜きに必要性の課題 著者は伊東市富戸で「紅ひっぺ」の生産を過去5年行って来たが、資材関係は、以前から栽培資材について指導を受けて来た袋井市に本社のある農業資材様(豊田肥料)から、いちご専用の培土を供給を受けていた。但し、同社が培土生産を行う

「大人のイチゴ農園」マガジン再旗揚げ

2-3年前に、会社株式公開・会社代表の経験のある経営プロ達と、大人のいちご農園倶楽部を立ち上げてみた。 『 倶楽部のスローガンは、大人の幸福~Well-Beingを創るのは、共に学び、考え、やってみる大人のコミュニティだと思う。』 【筆者の背景】 筆者は、掛川で家族のいちご栽培(中規模栽培)を数年手伝い、伊豆高原に移住後にビニールハウスを借りて就農して5年。いちご作りに携わり10年以上が経つ。会社勤めの時の同僚・OB会では、伊豆でいちご農家をやっていると自慢している。小規