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響き合う子育て流⭐️中学受験《子どもの大失敗!向き合い方で結果が変わる》


※Podcastでも同じ内容をお話ししています。
音声で聞きたい方はこちらからどうぞ🎵

ダラダラ受験の日々


うちの中学受験は、息子が小学校4年生の4月からスタートしました。

もともと周りの友達が塾に行き出したから、

「なんとなく僕も行きたいな~」

と始まった中学受験だったので、

側からみると

「受け身な状態から抜けきらないな~」

と感じていました。

気づいたら、いつもYouTubeを見ていたり、ゲームをやっていたり・・・

勉強を集中してやっているところを見たことがないレベル(笑)

だからこそ、

私なりの中学受験の目的を決めてみたり、
親としてやることとやらないことを整理したり
本人の主体性を引き出すような声かけを考えたり・・・

あの手この手と、工夫余地がたくさんあったとも言えるのですが、本人のやる気スイッチはなかなか入りませんでした。

※試行錯誤の道のりはこちら


いつまでたっても人ごとのように振舞う息子に、

「ママの受験じゃないんだ!!」

と怒りを爆発させたことも何度もありました。

もう受験やめる?と聴いたとしても、なんだかんだやる方向に収束してしまうんですよね。

そんな状態のまま早くも小6の秋。

この頃になると、毎月のように模試が始まります。

息子の成績は相変わらず中位を行ったり来たり・・・。

それでも本人は「別に~」といった様子で、反省するわけでもなく、落ち込むこともなく、危機感もありませんでした。

落ち込んでいても仕方ないので

「次は頑張ろうね~。」

「模試の見直しはちゃんとしようね~」

と声かけをしつつ、

「このまんま変わらないのかな~」

と私自身少し不安と焦りを感じていました。


大失敗した息子


11月ごろだったでしょうか。

模試後、本人の表情がいつになく暗く感じられました。

「どうしたの?」と聞くと

「大失敗だった」というのです。

自分が思っているほど問題が解けなかったことにショックを受けている様子でした。

よほどできなかったのでしょうか。

このままではマズイかもと、やっと自覚が芽生えた様子でした。

そんな息子の言葉に

「もう11月なのに、今更言ってもしょうがないでしょ」とか

「とにかくこれからは気を取り直して頑張りなさい」とか

子どもを責めたくなるような否定的な気持ちがムクムクと浮かんできました。

何より、親としても不安なわけです。

「こんなことで、本当に中学受かるのかな?」って考えが、頭をよぎります。

そんな気持ちが心に膨らんでくると、

「なんとかしなくちゃ」

と思って、ついつい子どもに対して厳しい言葉が出てきてしまうんですよね。

失敗が怖いのは私だった


そもそも私自身、心の根底に「失敗が怖い」と言う思いを大きく抱いていました。

失敗することで、自分がダメな人だと否定された感じがするからです。

否定されて痛い思いをしたくないのです。

「失敗したくないから、なんとかしなくちゃって頑張る」

というのがこれまでの行動パターンでもありました。

逆に、

失敗して恥をかかないようにチャレンジすることを避けていたりとか、

失敗したようなことがあっても、自己否定感を感じたくないから、心の中に

「これは失敗ではないんだ」

という言い訳をいっぱい作り出し、失敗を無かったことにして自分を守ったりもしていました。

そんな時は、

頑張ったこと、良かったこと、得たものだけを眺めることで、何とか自分を安心させようとしていました。


だから、

子どもの失敗も自分の失敗のように捉えていて、無意識的に怖がっていたと思います。

失敗しないように頑張らせようとするか、失敗したら傷つかないように、「まぁ仕方ない」と受け流そうとするか、どちらかの関わり方をしていました。


ママは失敗が怖かった

ママが変われば子もも変わる


タイミングとは不思議なものです。

失敗することを心底恐れていた私ですが、ある心理学の勉強会で”失敗”に対する捉え方を学んで、”これまでの捉え方を変えていこう”と思っていた時期でもありました。

失敗とは、どう捉えたら良いのでしょう?

・失敗とは本来、未知のことにチャレンジする過程で起きている、当たり前のことである。

・失敗がなければ成長もない

・だから、失敗をすることが問題なのではなく
失敗を無かったことにしてそこから何も学ばないことの方が問題だ。

失敗に対するこれらの事実を、改めて冷静に認識し直してみたとき、確かにその通りだと思いました。

「失敗を受け入れて、失敗から学び、次良くするための力に変える」

失敗することを恐れたり、なかったことにしようとしている私は、これとは真逆の行動をしていた訳です。

息子の大失敗は、こうした捉え方を、新しい方向に書き換える、ちょうど良い機会だと感じました。


模試の帰り道、落ち込んだ息子と一緒に、横浜の中華街でランチをして美味しいお茶と一緒にケーキも食べました。

美味しいものに囲まれながら話し合ったのはこれからの課題と対策ではなく、まずは失敗についてのママの捉え方について(笑)

「失敗は悪いことじゃないんだよ。」

「問題なのは失敗を無かったことにして何を学ばないことだよ」

「だから、模試で間違えたところは、宝の山だよ。ゲームでいうところのコインだよ」

ということを伝えました。

子どもを前に、

「失敗をプラスに受け止めていい」

「失敗を恐れなくてもいいんだ」

と何度も角度を変えながら懸命に伝えたことは、私自身にとっても意味のある時間のように思えました。

そうやって話しているうちに

「今さら頑張っても、もう間に合わないかもしれない」

という不安が薄らぎ、

「子どもは最後まで伸びるかもしれない」

「どうであれ、全て貴重な経験として受け止めればいいから大丈夫」と、

気持ちが前向きになり、希望も感じ始めている自分に気がついたからです。

そして、私の心が変化すると、息子自身も、元気が戻ってきているようでした。

息子も心の整理がついたのか、この時はじめて

「ママはさ、人の話を聞いてあげるお仕事したらいいんじゃないの」と

彼なりの褒め言葉をくれました。

もしかしたら、ただ怒られなくて嬉しかったのかもしれませんね(笑)


美味しいものは元気の源


大失敗でも怖くない


「失敗だった~」とショックを受けた次の日から、息子は徐々に勉強に身が入ってきたように思います。

前はあれほどいってもやらなかった、模試の見直しをちゃんとするようになり、少しつづ積み上げができるようになってきました。

ゲームもYouTubeもそこそこに、勉強に集中する姿が見られるようになりました。

やっぱり、本人の中で「やるぞ」と前向きな気持ちが作られるのは大きいと感じます。

「塾の成績なんてまぁまぁでいい」

って感じてた小学生男子が

「失敗した」

と落ち込んだ瞬間は、今から振り返れば、やる気を引き出すための絶好のチャンスでした。

チャレンジしよう、向上していこう、と言う気持ちがなければ「失敗した」とも感じないことでしょう。

それはある意味、自分を見つめ直し、ギアチェンジする息子なりのタイミングだったのです。

私自身も、

「失敗から学んで成長することが大事」

と言うことを認識できたことで、「なんとかしくちゃ」と焦るより、
「今からでも失敗を受け止めていければ大丈夫」と言う気持ちを持ち続けることができました。


そして、

「子どもは最後まで伸びる」

というのは本当です。

息子は大失敗をバネにして、最終的には偏差値でいうところでは10ぐらい急成長しました。

失敗がすごく怖かった私ですが、中学受験を通して、

「失敗は悪いことじゃない。」

「悪いことは失敗を無かったことにして何も学ばないことなんだ」

という事実を、

息子の姿から学ばせてもらったような気がします。

これからも、親子で、「失敗を受け止めて成長していくこと」を大切にし続けたいなと思っています。




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