見出し画像

響き合う子育て流⭐️中学受験《子どもの中学受験を考えたら、親が必ずした方がいいこと》

小学生に受験させることの難しさ


「小学生に受験なんて、無理だよね??」

何度そう思ったかわかりません。

生まれながらに、勉強が好きな子、得意な子もいます。
あるいは、早熟で小学生にして早くも自分の行きたい学校を見つけて、明確な目標に向かって努力できる子もいるでしょう。

そんな子はきっと中学受験にはピッタリです。親が何も手を出さなくとも、どんどん自分で勉強して課題をクリアしていけるでしょう。

しかし、うちの息子はそうではありませんでした。「成績が悪くて何が悪いの?」とテストの結果に見向きもしない、普通の小学生。

問題の丸つけの仕方や、テストの見直しの仕方なんて知らず、その必要性も感じず、ゲームとサッカーが好きな少年が、中学受験を目指して、夏休みもほとんど塾に通い、膨大なプリントをこなし、お正月だって丸一日塾に缶詰になって勉強することになるのです。

中学受験の難しさは、そんな子どもの受験だからこそ、ある程度親の関わりが必要になるということ。

このとき一番大きな問題となるのは”親子関係”です。

親の努力とは裏腹に、なかなかいうことを聞かない子どもと毎日喧嘩ばかりして本当に大変だという声は多く聞くことでしたし、中にはストレスで円形脱毛症になってしまったというママもいました。

【中学受験は、親子の絆を強めることもできるし、断絶させてしまうことさえある】

新聞に載っていた言葉ですが、本当にその通りだと痛感しています。

私自身、「親としてどう関わったら良いのか?」子どもとの距離感、声かけの仕方、在り方など、常に難しさ感じながら、自分と子どもに向き合ってきた3年間だったと思います。

一方ちょうどその頃、私は潜在意識など心の深い領域についての学びを続けながら「響き合う子育てラボ」の活動を始めていました。

当初「ちょっと無理じゃない?」と思ってしまった中学受験も、この学びのおかげで、親子ともに比較的ストレス少なく乗り越え、無事、本人に一番ピッタリの私立進学校に合格することができました。

今回改めて3年間の試行錯誤を振り返りながら、失敗したこと、やって良かったこと、学んだことなどを「響き合う中学受験のススメ」としてまとめてみようと思います。

親子の絆を強める中学受験となるためのヒントになれば幸いです。

親がブレると子どももブレるという事実


「何を目的にして中学受験をするのか?」
はっきりと考えてみたことはありますか?
中学受験を通して子どもにどんなことを感じ、何を学び、受け取ってほしいと思うでしょうか。

親が目的を明確に考えて意識しておくことは、子どものサポートをするためには必要不可欠です。

そう強くお勧めするのは、中学受験を始めた当初、私の中にはっきりした目的意識がなかったために、苦しい思いをしたからです。

中学受験を始めたきっかけは、周りのお友達が塾に通い始めたので、子どもが「僕も塾に行きたい」と言い始めたからでした。

夫に相談すると、知人からの情報で「塾はサピックスがいいらしいよ。」ということでしたので、保護者説明会に「とりあえず行ってみよう」と参加し、「授業も工夫されてて、結構、面白そうじゃん」と入塾を決めてしまったのです。

ところが、後になってプリントの多さや整理の大変さ、宿題の量に圧倒され、やる気がないように見える子どもを前に「こんな大変なこと、もうやめよう!!」とたびたび感情が爆発していました。

目的意識がはっきりしていない時、私の中には常にこんな思考が巡って、モヤモヤしていました。

「遊びたい盛りの小学生がこんなに塾ばかり通って大丈夫なのだろうか?」

「プリントの整理をするだけでも時間がかかって大変だ!」

「本人にやる気が全くみられないけど、本当にやる意味あるの?」

そんな気持ちが渦巻くたびに、「なんで受験なんて始めちゃったんだろう」とネガティブな気持ちになっていました。

そして今から思うと当たり前のことですが、親の気持ちが決まらないと、子どもの心もぶれました。

「本当に受験したいの?」
「どっちでもいい・・・」

「じゃあやめる?」
「嫌だ」

そんなやりとりを何度繰り返したことでしょう。

「私の気持ちが整理されておらず、立ち位置が定まっていないことが問題だな」と認識した私は、改めて自分自身と向き合ってみることにしました。

ブレないために心を整理して目的を定める


後から振り返ると、この作業は本当に大切なプロセスでした。

目的を決めるプロセスとしては私が行った作業はまず、中学受験をすることのメリット・デメリットを書き出すことでした。

私の場合は、デメリットばかりに目が向いてモヤモヤ生み出していたので、メリットについて考えたり調べたりしてみました。

・公立にはない私立ならではの特色ある教育カリキュラムを受けることができる
・多感な時期に高校受験を経験することなく6年間を有意義に過ごすことができる
・男子校と環境も、この時期だけ体験できる特別な環境である。などなど。

私自身、中学受験をしたことがなかったので、そのメリットをしっかりとは認識していなかったのです。もしあなたがメリットを大きく感じている場合は、逆にデメリットを書き出してみると良いと思います。

なぜなら、中学受験をするにせよ、しないにせよ、いずれもメリットがありデメリットがあるから。

どちらか一方だけをみるのではなく、メリットもデメリットも両方を意識化しておくことで、デメリットはできる範囲で対策すれば良いと思えるようになり、思わぬ落とし穴ぬはまることなく、よりメリットを受け取りやすくなったと思います。

息子が中学受験をするサポートをしようと心が整理された後、目的を決めました。

その目的は「子どもに主体的に学ぶことで力がつくことの楽しさを感じてもらい、やりきったという成功体験を積んでもらうこと」

こうして私の気持ちが切り替わることで、息子も「受験するんだな」と心が定まっていったように思います。

中学受験の目的は何か


「子どもに志望校を決めさせて目的意識をはっきりさせよう」というのはよく言われることかもしれませんが、本格的に受験が始まる前に、親が自分の心の中を整理しておくというのは本当に大切なことだと感じています。

本来、中学受験の目的はどこにあるのでしょうか?

以前、先輩ママ(お子さんは東大生でした)に言われてハッとしたことがあります。

それは「勉強はね、中学に入ってからもずーっと続くのよ。そして、子どもは(特に男の子は)もっと後になって芽が出ることだっていくらでもあるのよ」という言葉。

実際、無事に中学に入った息子も「今の勉強の方が受験の時よりも大変だ」と話しています。

受験というと「志望校に合格すること」が目的になりがちですが、それは子どもにとっての目的です。

先ほどの先輩ママの言葉通り、親としての目的を考えるときは、少し長い目で見た時に浮かび上がるものを設定した方が良いように思います。

それは「受験」というお金も労力もかかる経験を通じて、「親が子どもに伝えられるもの、残せるものはなんだろう」という視点です。

小学生の受験だから親の手がある程度必要不可欠、ということは、親子の軋轢を生むこともあるけれど、同時に、人生の糧になるような「ものの見方」や「考え方」「在り方」などを伝えられる貴重な機会とも言えます。

この視点に立った時、私は子どもに自分で工夫しながら学ぶことの楽しさ、試行錯誤しながら結果が得られる満足感、やり切ったという達成感を味わってほしいという目的が浮かび、親としての立ち位置を定めることができました。

その目的に向かうことは、事実、親子の絆を深めることに繋がっていました。

あなたは、中学受験という経験を通じて、
子どもに何を受け取ってほしいですか?


<中学受験生の親御さんへ>
響き合う中学受験のススメ【個別無料相談会のお知らせ】

「受験ではお母さんの笑顔いることが大事ですよ」と言われても、抑えられない感情が噴出してくるのが中学受験の親子の関わりです。

「勉強もしないでゲームばっかり!イライラした感情をなんとかしたい」

「合格できなかったらどうしよう・・・押し寄せる不安を減らしたい」

そのためには、大人自身が「なぜ不安なのか」「なぜイライラするのか」自分の心をきちんと整理した上で、お子さんと関わっていくことが欠かせません。

大人が心を整理し、楽に自由になればなるほど、子どもは本当の意味で子どもらしい中学受験を経験することができます。

そんな中学受験はきっと、お子さんと親御さんの絆を深め、人生の宝物とも言える、かけがえのない貴重な経験となりますよ。

とはいえ、一人で整理するのはなかなか大変かも知れません。

響き合う子育てラボでは、お子さんの中学受験を考えている、または受験を控えているという親御さんのサポートをしています。

「子どもの主体的な力を伸ばしてあげたい」

「子どもとの信頼関係を築き、安心安全な環境を作ってあげたい」

そんなあなたへ。

個別相談会ではお一人お一人のお話を伺いながら、無料の範囲内でアドバイスさせていただいています。

どうぞお気軽にお問い合わせください。


(オンライン)(所要時間40分)

参加ご希望の方は【響き合う子育てラボ公式ライン】から
①お名前
②希望日を第3希望までご連絡ください。
(例:・第一希望 1月10日10時〜12時時の間)

公式ラインご登録はこちらから▶︎https://lin.ee/CpiEfjD

ご連絡を確認でき次第、お返事させていただきます。
万が一、1日経っても返信がない場合は、大変恐れ入りますが
resonance.parenting.labo@gmail.comまで再度ご連絡ください。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?