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常識は疑ってみる。

 学校で良い成績を取って、良い大学に行って、良い企業に就職すれば、生涯お金に困らない人生が送れると言う漠然としたイメージを持っている人は多い。

漠然としたイメージという名の常識。

 この常識の正体は、私たちの両親や祖父母の大多数が経験した、従来の成功法則だ。

 バブル崩壊以前に見られた年功序列、終身雇用、企業別組合の3要素からなる日本独自の特殊な労働環境が奇跡的に機能することで、成り立っていた一億総中流社会である。

 私も10代の頃はそれを信じて疑わなかったし、何なら競争率の低い高卒で就職したほうが、学びたいこともないのに無名の大学で学費を浪費するより合理的だと判断して、高卒で就職している。

 しかし残念なことに、現役世代にも推奨している、

従来の常識は現代では通用しない。

 グローバル化ICT化が加速した影響で、年功序列賃金は崩壊雇用も従来のメンバーシップ型から、成果に応じて報酬を得るジョブ型に移行しつつある。

 日本を代表する一流企業のトヨタですら、終身雇用を維持するのは難しいと発言したり、45歳定年制で炎上した企業が以前に話題となった。

 時代の変化が速くなって、常識の延長線上にある未来予測なんて当てにならない時代に突入し、10年先はおろか、5年先を読むことすら難しい。大企業が突然潰れることだってある。

 皮肉なことに、医療技術の発達によって人間は長寿になる一方で、

会社の寿命はどんどん短くなっている。

 私たちが生きる現代は、学校卒業後に就職して一つの会社に定年まで働くことの方が難しく、転職が当たり前になりつつある。

 目まぐるしく変化する時代に取り残されないためにも、金融資本と自己資本の両輪で投資を進めるのが重要だと考える。

 思考停止に陥らず、その時々で自分の頭で考えて判断し、行動に移してトライアンドエラーを繰り返す。そうやって得た経験をもとに、他人とは違う個性を打ち出せる人が、これからの時代を生きていく上で必要な要素になるのではないか。

他人と違う考え方が出来ることが金持ちの資産

 ロバート・キヨサキさんが、金持ち父さん貧乏父さんに記した言葉だ。

これからは個人の時代。凝り固まった常識は疑おう。


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