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断酒・半年経って思うこと

こんにちは。
タイトル通り、断酒を決意してから半年が経ちました。
毎週2~3日、ひどいと毎日お酒を呑まないと働く活力が出なかったのに。
今思うのは、人を酩酊させる効力のあるアルコールが、合法の薬物であるということです。
いかにもCMやパッケージ、またはTVなどで「アルコールが良いもの、癒しになるもの」と宣伝されてきたのかに気付くようになりました。

断酒をしてみて、良かったことは
①時間を奪われなくなったこと
②体に良い
この2つですかね。どこの断酒者でも同じことを言っていると思いますが。

辞めただけでなく、なぜアルコールが必要だったのかも考えるようになりました。
そこまで自分を追い詰めていたものが何だったのか。
そこのストレスをコントロールできないと、アルコールに代わる何か(甘いものとか)に依存するだけですから。

アルコールを辞めてよかったと思うことがもう一つあります。
うつ病には希死念慮があります。私にもあります。
夜になると衝動的に気持ちが湧き上がってくる日も少なくないです。
こういう時こそ、酔っぱらって衝動的に死にかねないので、やっぱりアルコールは精神病患者は特に辞めたほうがいいと思います。

あえて名指しはしませんが(大好きなので)、
すでに亡くなった芸能人の中には自殺か事故か、はっきりしていない方もいます。
ただ明確に言えることは、死の原因の一つがアルコールの摂取であった、ということです。

アルコールを飲むと、脳内に快楽物質が出るそうなんですが、薬物によって得られるひと時の快楽物質なんて、それこそやばい感じがします。
いや、分かっていますよ。現実が辛いから薬物(アルコール)に逃げるって。
現実は辛いけど、目を覚ますのも毎日嫌になるけど。
アルコールを飲むことと引き換えに、それ以上に楽しいことを捨てている気がするんですよね。
捨てている楽しいこと、それは「好奇心」です。
シラフの状態であれば、自分の好奇心を満たしてあげることもできますし。知的好奇心が高まれば「面白い、生きててよかった」と思えるので。

好奇心を満たす条件はシラフであることです。
薬物に体や意識を預けてしまうより、自分の面白いと思うものを探っている時間の方を取った方が楽しいし、健康的です。

本当に辛い時は何となく息をしているだけでよいから。
文字も音も耳に入れられない時もある。本当に辛い。
けれどきっと良くなるから。
良くなったら、あの本読もうとか、あのマンガ読もうとか、そんなことを考えていればいい。過去の辛いことなんて考えなくていい。自分を責めなくていい。

生きていても良いことはないかもしれない。
けれど、楽しいことは絶対にある。
楽しいことは、アルコールを飲んでいると減ってしまうんだ。
だから体のためにも、楽しいことのためにも。アルコールを辞めようよ、と私は言いたいんです。

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