【ざっくリサーチしき #4】 "きき方"のざっくりとした知識
インタビューにおける"きき方"のざっくり知識
ビギナーの方々に、ざっくりとした知識をお届けするシリーズ の第4弾。
インタビューは対象者から話をきくのですが、その"きき方"によって、引き出せる内容や質が異なります。
今回は、3つの大きな"きき方"について、ざっくり解説します。
アスキング(Asking)
調査者が聞きたいことや知りたいことを質問して、対象者からの回答を得る
事前に質問や流れを構築しておく
例:「ブランドAは、どのような点がお気に入りなのですか?」「それは他のブランドと比べて、いかがですか?」
リスニング(Listening)
あるテーマや出来事・イベントについて、対象者が話したいことや伝えたいことを、調査者が聞く
事前に大きなテーマなどは設定するが、基本的に対象者に委ねる
例:「朝食作りについて、あなたの普段の様子や思っていることなど、どのようなことでもいいので、教えてください。」
プロービング(Probing)
対象者の発言や行動の中でも、重要だと感じたものについて、調査者がその意図や背景などを尋ね、引き出す
それまでの流れや対象者の表情なども踏まえ、調査中に調査者が紡ぎ出す
例:「今、仰った”気持ちがちょっと違う”というところですが、もう少し具体的に言うと、どうなりますか?」
例:「先ほどは、”そこまで好きではない”と仰っていましたが、すごくブランドについて知っているような印象を受けました。その点は、どう理解したらいいでしょうか?」
プロービングの視点:時間、コンテクスト、ギャップ、比較、差異、感情、認知、階層、制約、仮定 を意識させる/取り除く/強制的にあてはめる
詳細を知りたい方や、実際にリサーチを検討されている方で相談されたい方を、ぜひ、お気軽にお声かけください。
特に、プロービングが上手いかどうかは、調査結果に大きく影響しますので、これが上手いモデレーター/インタビュアーを見つけられるかが、大きなキーポイントになります。
本記事も読んでいただき、ありがとうございました。
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