見出し画像

軽めのうつ病から短期間で立ち直れた話

はじめに

今年に入ってから、仕事のストレスが原因でうつ病と診断を受け、1ヶ月療養をしていました。

なかなか重たい書き出しですが、重たい話をしていこうというわけではありません。1ヶ月間で療養を終え、その後まずまず順調に仕事をできているのは個人的に珍しい経験のため、文章にまとめていこう思った次第です。

先々またうつ傾向になったときに自分で読み返せば役に立つといいなと思いますし、もちろんどこかのだれかの役に立てば、それはとても嬉しいです。


残された数少ない楽しめることを大切にして、嫌なことをとことん避けて、たくさん休憩しよう

結論から書くと、うつ療養期間中はこのように考えて日々を過ごしていました。

まずは嫌なことについて。
「セルフケアの道具箱」という本に書いてあった内容を参考にしました。

嫌なことにはたくさんの種類がありますが、それを
大きい嫌なこと(例:不得意な仕事)
中くらいの嫌なこと(例:夕飯作りが面倒)
小さい嫌なこと(例:賑やかな音を聞くと疲れる)
に分けてみます。次に、大きな嫌なことからは全力で逃げて、中くらい嫌なこと、小さい嫌なことを出来るだけしないでいいように生活を変えていくことが大切になります。

次に、楽しいことについて。
これがうつ状態の人には難しいです。うつ状態はネガティブな感情に支配されている状況のため、そもそも何かを楽しむということのハードルがとても高いのです。加えて、うつ状態では疲れるのが異様に速いため、何かを行うこと自体が難しいことも状態によってはあります。

ただ、そんな状況にあっても、何か気持ちが安らぐようなことを見つけることもできなくはないと思います。自分の好きだったことを思い出してリストを作り、少しは前向きになれるもので、実行するのに体力・気力がいらないものを行うのです。日々そのように考えていくと、楽しめることが積み重なっていくかもしれません。

ここで自分の例を出すと、うつ状態のなかで楽しめることは次のようなものでした。

良い香りのアロマを焚く
散歩する
音楽を聴く
顔を洗う
頭皮ケアをする
ギターを弾く
本を読む
マンガを読む
ゲームをする

最後に、たくさん休憩することについて。
うつ状態でも軽めだったり治りかけだったりするとかなり動ける日もあるのですが、動けるだけ動くと反動でひどい疲れと落ち込みが待っていることが多い気がします。身も心も疲れている状態であることを自覚して、少し動いたら少し休むことを意識しておくといいように思います。

(※そもそも何もできずに寝続けるしかなく、1日を過ごしてもくたくた、ということも症状が重くなると普通にあるのですが、そのような時はこの文章に書いてあるようなことは気にしないほうがいいです。1日中寝て、1日が過ぎることも1つの偉大な達成です。)

おわりに

うつ状態から日常に戻っていくことはふつう時間がかかります。今回、例外的に1ヶ月でそのプロセスを終えることができたようなので、その最中に意識していたことを文章にまとめてみました。

なお、うつ状態から早く脱しないといけないと言っているわけではないことだけ、ご理解頂けると幸いです。もちろん早く日常を取り戻せることに越したことはないのですが、浮き沈みを繰り返しながらなんとか過ごした日々も、後から振り返ると日常の大切さを知るための大事な経験になったりします(僕はそういう経験もしています)。

それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました。読んでくださったあなたの日常が、少しでも前向きな方向に動き始めますように!


この記事が参加している募集

最近の学び

万一ご支援いただけた際には、次の本の購入に充てます!