reroy_walks

Jazz/bebop/jazz guitar/ Bullet journal/

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最近の記事

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足元は金色(こんじき)の砂埃

しばらくぶりの更新となってしまった。 この1年本当にたくさんのことがあった。 40代中盤となり人生もとっくに半分を折り返してしまった。いい事も悪いこともたくさん経験し、1年の中でもさらに凝縮した良い悪い、幸運や理不尽が繰り返されてしまった。世間では働き盛りと言われる年頃だが、社会の歯車に興味のない人間としては渦に巻かれ責任を押し付けられ取らされ、非常に苦しい。 毎日ギターを弾いて生活できることなら、と思い馳せる真夏日の日々。 その道を歩んでいくためにただ漠然としか生きてこなかったので、この歳になって過去に後悔することが多い。世間とは異なり比較的制限された生き方しかできなかったため、いろいろこじらせてしまっている。 「その道」と言ってもなにかプロフェッショナルなことをしているわけではないが、生きていくためにしなければならないことが最低でもいくつかあって、そこは極めなくとも最低限押さえておかなければ人生のバランスが崩れてしまう。 もし「その道」が明るい通り道だったらどんなに素晴らしいことだろう。 どうしても人が通らないような道、陽が出ているのに薄暗い道を好んでしまう傾向があると、振り向けば誰もおらず、進むにも背の高い草木が前方を隠し、見えづらくしている。なぜこういう道を選んでしまうんだろうか。 先人は「悩み事は玄関においていきな」と勧めている。場所はともかく、どうやっておいていけば良いのだろう。それすら浮かばない。 でも歩きだせば、奏でる足音は音楽。舞い上がる道の埃は金色の輝き。 前を見れないくらい脳内暗闇にあっても少なくとも足元は見て、舞い上がる金の砂埃を支えに歩いて行こう。

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      秋の定番ソング

      子供の付き添いで歯医者に来ている。 天井に設置されたBOSEのスピーカーからオルゴールのクリスマスソングが流れている。 ハロウィンを過ぎたら、次の稼ぎ根拠はクリスマスだ。 すべて、理由をつけて商売をしている。 今はクリスマス、次第に年始のお年玉を期待した商売、 バレンタイン、お雛様、卒業入学、GW、梅雨の消耗品、夏に弾けるグッズ、お祭り・花火、残暑・秋の始め、紅葉・秋らしい食べ物、ハロウィン…随所に散りばめる旅行… 一年中稼ごうとして、お金をぐるぐる回している。 私は流行りに乗ることを好まないし、季節が変わっても変えるのは洋服くらいで、食べるものも興味を持つものも変わらない。 ただし唯一好きな季節、月がある。 秋、特に11月が一年で一番好きだ。そろそろ一年が終わるよ、という陽射し、葉の色付き、空の色。 早朝の淡い色をつけ出した空の色もたまらなく美しい。 秋は良い。 一年の色々をまとめる時期でもあるが、同時にあきらめる時期にも思える。そう考えても日中の陽射しはそれを許してくれるようだ。 Thank you November. 一年は曲の様。 12小節の繰り返し。 ブルースの心で、11月はオルタードを奏でよう。

      • Autumn leaves│Chris Whiteman

        9月がはじまり、あと4ヶ月で2022年も終わってしまうんだ。 毎日は重たいけれど、振り返ると案外と軽いもんで、あっという間に日々は過ぎている。先人たちが「毎日を大切に」と言っている文句も、アラフォー来年アラフィフにもなれば、当然のように次世代に伝えてあげなければ、という不自然な使命感に駆り立てられる。だからオヤジはオッサンと言われて嫌われてしまうんだろうが、それが世の常。繰り返される所業は無情、社会の窓は開きっぱなし。 Jazzライブでは季節モノの曲をよく演奏してくれるが、

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          at the National Arts Club

          「何か楽しいことが始まりそうだな」 そんな雰囲気を出せる人に、惹き寄せられる。 どんな世代でも、どんな人種でも、性別、年令問わず、惹き寄せられる人がいる、それもディスプレイの向こう、スピーカーの向こう側に。 それでもスイッチひとつで、そんないい雰囲気にしてくれるんだったら、 いつでも押してやろうじゃないの。 難しいことは考えず、複雑なことをせず、 ただその場に自分をおいてリラックスするだけ。 紹介しているYoutubeのサムネイル、ジャズ好きのコアなファンなら、 この人が誰でどんな演奏家かとすぐに分かるだろうけど、 初めて見る人だったとしても、「何か楽しいことが始まりそうだな」 って思えるような素敵な笑顔だ。本当に楽しそう。 会社員として毎日過ごしてるけど、 こんな表情をすることなんて絶対ありえない。 会社のためにこんな笑顔絶対しない。 人を楽しませる、ワクワクさせられるような、 ありがたい、と思われるような仕事にめぐりあいたいと思い、 そういう良い関係を実らせたいと思う。 社会はそんなに甘くないかもしれないけれど、 社会はそれを求めていたりするかもしれない。 僅かな陽の当たる場所を求めて足を向けて、 口笛なんか吹いて、陽気に生きたいものだ。

        足元は金色(こんじき)の砂埃

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          California Nights

          働き盛りと言われる40代半ば、仕事に真剣に取り組んで来たけれど「そうではない」と言われるとなんだか物悲しい気持ちになり、モチベーションも下がってくる。会社のために、と思って活動をしていても、結局長いものに巻かれてしまうのが社会の常だ。 なんのために仕事をしているんだろうか。 40代なかばで立ち止まるのは遅いだろうか。 新しいことを始めるタイミングは逸してしまったのだろうか。 ここで止まっているわけには行かない。 守るべきものがあり、そのために生活基盤を整えなければならない。 カリフォルニアに行ったとき、向こう側に見える丘にたくさんのぶどう農園があった。いずれワインとなり、ジャムとなり、一級品のフルーツになり人に愛されるのだ。 一級品のフルーツのつもりで育てたとしても、何かをきっかけに一級品のワインようになるかもしれない。判断するのはプロの目だ。 自分が、自分を見つめるプロの目で、家族がその一端を担っているのであれば、ターニングポイントで変わる香りを信じたら良いと思う。 WesがBrothersと演奏する、California Nights ウィットに富んだ旋律を心に刻んでおきたい。

          California Nights

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          Detour Ahead

          がむしゃらだと忘れることもあるけど こんなに宙に浮いていたことはなかった 中途半端では行けないけど 回り道はいいかもしれない Detour Ahead 迂回路を進んでもいいから 目的地まで歩ければいい のんびり回りながら景色も見ながら 早く付けば気づかなかったことも知れればいい ジャズをメインに語ります Bill EvansのDetour Aheadも好きだけど、Youtubeで見つけた Jesse Van RullerのPlayも染み渡るものがある この曲は一人になる

          Detour Ahead