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The One and Only Recording Engineer

昨年初に家を購入した。
念願、という訳では無かったが、家族からの切なる要望があり、無事に購入に至った。

これで落ち着いてギターを弾く場所が得られるだろうか。
そんな思いを持って一年半が過ぎたが、生活を維持するため、また夢に向かって突き進む若者たちを応援するため、以前より自由に使える時間は極端になくなってしまった。

旧宅より広くはなっているが、その分1人あたりの占有面積も増えている。これから学生らしい時期に突入する子供たちには必要な空間だと感じる。無限の可能性がある若者たちに、所有した空間と時間を賭けよう。

親は子どもたちのレコーディング・エンジニア。人生という記録を残すことに、子供より経験や知識があり、どのような技術で子どもたちが残そうとしている「オト」を響かせて魅力的なものとしていけるか、ある程度知っている。

残したオトをマスタリングし、いつまでも残せるようにプロデュースすることは、親しかできない作業。彼らが大人になったら、これまでの自分の歴史に重ねて、自分なりのオトを残せるようになればいい。

ルディー・ヴァン・ゲルダーが名盤を残したように、プレイヤーである子どもたちが表現したいオトを、周りの人に評価もらえるような形として残していくことに魅力を感じている。


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